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CFNM・マゾヒスト・露出狂研究所

CFNM、CMNF、SM、屈辱、羞恥、同性いじめ等の作品紹介、体験談、オリジナル小説を公開しています。

後悔する新人 #22

雫「これと…これと…これは……」

美玖「……」

雫「これは何だろ……んー、いいや」

美玖「……」

雫「えーっと…これなんだろ?」

美玖「もしもし雫さん?」

雫「ん?どうかした?」

美玖「なんで部品捨ててるの?」

雫「へ?これって使うの?」

美玖「これも、これも全部使うから」

私がごみ袋に捨てた物を美玖ちゃんが一つ一つ拾い上げていく。 

雫「じゃあこれも?」

美玖「発泡スチロールは使わない…」

雫「うーん」

美玖「……ふざけてる?」

雫「ふざけてないよぉ~」 

美玖ちゃんが私に疑いの眼差しを向ける。

何が必要で何が不要なのかよくわからない。

家に届いたものは全部パパかママが作るから、私は完成したものしか見たことがない。

この事を話したらまた美玖ちゃんに馬鹿にされそうだから黙っておこう。

美玖「雫、もしかして図工とか工作とか苦手だった?」

雫「うん、全然ダメ…」

美玖「やっぱり…説明書に書いてあるでしょ?」

雫「見なくてもできるかなぁ~…なんて」

美玖「読むのがめんどくさいだけでしょう?」

雫「……えへへ」

美玖ちゃんは、呆れたといった表情で再び溜息をつく。 

美玖「じゃあ組み立てるのは私がやるから雫はぬいぐるみを箱から出して」

雫「はーい」

なんだかママに言われてるみたい。

私は段ボールから物を取り出す係りに任命される。 

美玖ちゃんは、説明書を読みながら手際よく食器棚や本棚を組み立てていく。

私が全ての段ボールを開封するのと同時に美玖ちゃんが組み立て終わる。

雫「美玖ちゃん~ありがとう~」

美玖「大丈夫大丈夫。こういう無心でやる作業って結構好きなんだぁ」

雫「美玖ちゃんがいなかったら何日かかるかわからないよ」

美玖「また何かあったら言って」

雫「うん‼今、コーヒー淹れるね。紅茶がいい?」

【続】

後悔する新人 #21

美玖「お邪魔しまーす」

雫「いらっしゃーい」

美玖「うわぁ、ものすごい数の段ボール」

リビングまでの通路が丁度半分段ボールで埋め尽くされていた。 すぐに使いたいものだけを出して、それ以外は封も開けていない。 まさか初日から友達を家に上げるなんて思ってもいなかった。

雫「ごめんねぇ。全然手を付けてなくて、学校が落ち着いたら少しずつやろうと思ってたんだけど…」

ママと喋っているような感覚になり、ついつい言い訳っぽくなってしまう。 美玖ちゃんは両手を腰に当て、段ボールを見渡す。

美玖「んー雫のペースじゃ何年かかるかわからないねぇ」

雫「年‼‼」

美玖「1日1箱かかってそう」

雫「うん…」

そんなことない…そう断言できない自分が情けない…。 家のことは何もかもママに任せていたから全然ダメだ。しっかりしなきゃ。

美玖「私が手伝うから今日中に終わらせちゃおう」

雫「今日中に終わるかなぁ…」

美玖「終わるかなぁじゃなくて終わらせるの。さぁ~やるぞ~」

雫「うん‼」

美玖ちゃんは腕まくりをすると、部屋に上がり、段ボールをチェックする。 自由奔放な美玖ちゃんだけど、積極的で前向きな姿は、とても頼りがいがある。 テニス部の時は後輩の女子に人気があったに違いない。

美玖「それにしても物凄い量だねぇ…ん?」

雫「どうかした?」

美玖「ここにあるの全部ぬいぐるみって書いてある…」

雫「あー、うん」

美玖「多くない?」

雫「そうかな?」

美玖ちゃんが『ぬいぐるみ』と書かれた段ボールを一つ開封し、直ぐに封を閉じた。再び段ボールの山を見渡してから深く溜息をつく。

美玖「ねぇ、雫。まさか1つの段ボールに1つしか物入れてない?」

雫「うん」

美玖「あのさー雫。普通は1つの段ボールにまとめて入れるもんなんだよ」

雫「う~ん、確かに言われてみれば…」

言われてみれば1つの段ボールに1つしか入れてはいけないなんてルールはない。詰め込めばもっと荷物が少なくて済んだかもしれない。

美玖「荷造りってしたことないの?」

雫「パパもママもしたことないと思う」

美玖「へー、雫って親のことをパパとママって呼んでるんだ」

雫「あ、いや、あの…お母さん」

美玖「別にいいよ。なんか本当にお嬢様って感じだねぇ」

雫「小さい頃から呼んでるから癖になっちゃったみたい」

美玖「まぁいいんじゃない?箱入りお嬢様って感じで」

雫「また馬鹿にしてー」

美玖「あはは、ごめ~ん。とりあえず荷物を全部開けようか…いや、その前に大きいヤツから片付けるか」

美玖ちゃんは、組み立てるのが大変そうな大きい段ボールを1か所に集める。この手際の良さは、引っ越し初心者じゃない。それともアルバイトでもしてたのかな?

美玖「雫―‼‼ぼさっとしないのー‼‼」

雫「はーい」

美玖「私は食器棚を組み立てるから、雫は小さな棚から組み立てて。それくらいならできるでしょ?」

雫「うん!……ってまた馬鹿にされてるような気がする…」

私は棚の入った段ボールを開封する。

【続】

後悔する新人 #20

日が暮れて、空が夜に包まれる少し前に私のマンションが見えた。まだ数回しか入っていないマンションは、まだ自分の家と呼ぶには早い気がする。

美玖「おっきい~」

雫「本当に美玖ちゃんは何でも大げさなんだからぁ」

美玖「あーあ、同じ年齢で同じ性別で生まれて育ってきたはずなのに、どうしてこんなに差が出ちゃうんだろー」

雫「私の話聞いてます~?」

美玖「貧富の格差が酷い‼」

雫「また明日ねぇ」

美玖「じょ、冗談だよぉ~」

自動ドアを通り、オートロックを解除、エレベーターに乗り込む。

美玖ちゃんは「すごい」「へぇ~」とキョロキョロ周囲を見渡す。

美玖「何階?」

雫「一番上だよ」

エレベーターの扉が開くと同時に美玖ちゃんが飛び出す。 

目の前の手すりを両手で掴み、思い切り前のめりになる。

雫「きゃあああ」

上半身は完全に手すりの向こう側で、足をばたつかせる。

美玖「すごい眺め~♪」

雫「はー」

私は美玖ちゃんが落ちたと思いしゃがみ込んで動けない。

美玖「雫?」

雫「危ないじゃない‼気を付けてよぉ‼‼」

美玖「ご、ごめーん」

美玖ちゃんは苦笑いを浮かべて謝った。

私はゆっくりと立ち上がり、自分の部屋の鍵を開けた。

常に全力で動く美玖ちゃんは、一瞬も目が離せそうにない。

【続】

後悔する新人 #19

美玖ちゃんは、とてもお話好きだった。私はどちらかと言えば自分の話をするよりも聞き役の方が好きなので、すごく相性がいいと思った。どの科目を選ぶとか、サークルはどうするかとか。まだ大学の講義を1度も受けていないのに美玖ちゃんの興味は尽きないらしい。『サークルも科目も全部同じのにしようね』と何度も念を押された。アルバイトをしたいからサークルには入らないかも…そう言うと『私も入んない』と言い出す。まるで秋野君と村上君の女版みたいと美玖ちゃんが言うので、私は吹き出してしまった。 

美玖「1日でこんなに仲良くなれるなんて一生の親友に出会えたのかもしれなーい」

雫「大げさじゃない?まだ大学生なんだから~この先もいろんな人と出会えるよ」

美玖「えー雫が1番だよぉ~」

雫「またぁ~」

美玖「本当だって……」

さっきまで大声で話していた美玖ちゃんが、息を潜める。

雫「ん?」

美玖「……」

雫「美玖ちゃん?」

美玖「猫だー」

雫「ちょっとぉ‼」

美玖ちゃんは、大通りから細い道へ飛び込んだ。美玖ちゃん自身が動物のように俊敏で、犬や猫よりも扱いが大変… っていくらなんでも本人に失礼か…。 細い道を抜けると住宅街で、人通りが一気に少なくなる大きな街灯がある大通りとは打って変わって街頭は少なく、ひっそりとしている。街灯のまだついていない電柱の下に美玖ちゃんのポニーテールとお菓子でパンパンになったリュックサックが見える。まるで大きな小学生みたい。息を切らせるほどではなかったが、私は一呼吸おいて話しかける。

雫「ふぅ…猫はいたー?」

美玖「いない。逃げちゃったのかも」

雫「飛び出していった割には興味なさげだねー」

美玖ちゃんがくるりと振り返る。一瞬雰囲気が変わった感じがした。

雫「美玖ちゃ…」

美玖「ウサギだったらなぁ…」

私が名前を呼ぶよりも早く美玖ちゃんが変なことを言い出した。 でも、今までとは何か違う。『また変なことを言い出した』そう言おうとして飲み込んだ。

雫「ウサギ?」

美玖「そう」

雫「ウサギを追いかけるって不思議の国のアリスみたいだね」

美玖「うん」

雫「ウサギ好きなの?」

美玖「前は好きだったよ。でもウサギの次はワンちゃん。今は雫かなぁ」 

雫「ペットショップに売られてない動物がいますよー」

美玖「ふふ」

雫「私はいくらなの?」

美玖「んー5,000円?」

雫「安っ‼‼」

美玖「100万円」

雫「じゃあそれでー」

美玖「ふふ」

雫「うふふ」

その話はもうやめた。お互い触れなかったし、そのまま話していても面白くなかった。 私たちはクスクスと笑いながら手を繋ぎ、始めて歩く道をゆっくりと進んだ。

【続】

後悔する新人 #18

雫「あ、コンビニでお菓子とかジュースとか買わなきゃ」

美玖ちゃんが自信満々の表情でニヤリと笑みを浮かべる。

美玖「これを見よ‼‼‼‼‼‼」

美玖ちゃんがリュックサックを開くと中には大量のお菓子と飲み物が詰まっている。

雫「み、美玖ちゃん…何しに大学来てるの?」

心底呆れた私に美玖ちゃんは慌てる。

美玖「違う違う‼コンビニの店長がくれたんだよ~」 

雫「こんなにいっぱい?まだ働いてないのに?」

美玖「う、うん。友達のお家にこれから行くって言ったら『じゃあお菓子やジュースがなきゃ』って言ってお店の商品をリュックサックに詰め始めたの」

大き目のリュックサックがパンパンになるほどお菓子をくれる人なんているんだろうか? パッと見ただけでも5,000円以上の商品が入っているような気がする。

雫「そのコンビニ大丈夫なの?」

美玖「多分…」

雫「面接はしたんでしょ?」

美玖「う、うん。いや、んー」

雫「…本当に受かったの?」

美玖「受かったよ!明日から来てくださいって言われたし!ただ…会った瞬間に『採用!』って言われて」

私は、下心丸出しの剥げてて太った変態なオジサン店長がいやらしい視線を美玖ちゃんに投げかけているシーンを想像し、とても不安になる。

雫「本当に大丈夫…?」

美玖「大丈夫大丈夫!!さ、ケーキもあるから急いで帰らなきゃ」

雫「え?1ホール?」

美玖「廃棄するケーキだからいいんだって…」

雫「……」

美玖「お酒とおつまみ…シャンパンもあるよ‼…あはは」

雫「……」

美玖「……」

美玖ちゃんも私に言われて怪しいと思い始めたのか若干不安げな表情を浮かべている。

雫「とりあえず行こうか?」

美玖「うん‼」

【続】

後悔する新人 #17

オレンジの夕焼けはより濃くなり、気温もぐっと下がったような気がする。

美玖「雫~♪」

遠くから声がする。振り向くとポニーテールを左右に揺らしながら美玖ちゃんが手を振って走ってくる。

雫「美玖ちゃん♪」

さっき会ったばかりなのに、私たちは旧友に久しぶりに出会ったかのように両手を握りしめた。

雫「凄い汗かいてる」

美玖「走ってきちゃった、あはは」

ポニーテールで露になったおでこに汗が滲んでいる。

雫「そんなに思い切り走ってばかりいると転んじゃうよ」

美玖「大丈夫大丈夫‼何してたの?」

雫「五十嵐教授に頼まれた本を探して、そのあと研究室に行って夢莉先輩とお話ししてたの」

美玖ちゃんはキョトンとした顔で私を見つめる。

美玖「夢莉先輩?」

雫「ゴスロリの先輩だよ」

美玖「あー五十嵐教授が言ってた。本当にゴスロリ着てた?」

雫「うん。そろそろ美玖ちゃんを迎えに行かなきゃって思って帰っちゃったけどね」

美玖「私のこと待っててくれたの?」

雫「そうだよ。用事がなければアルバイト先の近くで待ってようかと思ったんだけどごめんね」

美玖ちゃんが飛びついてきたので私は後ろにひっくり返りそうになる。

雫「きゃあ~」

美玖「んー雫大好き~♪ありがとう♪」

雫「美玖ちゃん、喜びすぎ」

まるで外国人のようなオーバーリアクションについつい笑ってしまう。 本当に落ち着かない常にエンジン全開の美玖ちゃんは少年漫画の主人公のようだ。 

雫「それでアルバイトはどうだったの?」

美玖「受かったんだよ~♪」

雫「やったね♪さすが美玖ちゃ~ん♪」

美玖「褒められちゃったぁ」

雫「何のアルバイト?」 

美玖「コンビニだよ!!」

美玖ちゃんは抱きついて離れようとしない。私も負けないくらい美玖ちゃんをぎゅっと抱きしめる。 大学生なのに小学生みたいな喜び方をする美玖ちゃんがなんだかとても可愛らしく見えた。

美玖「じゃあ雫のお家に行こう」

雫「段ボールが山積みだけど…それでもいいなら」

美玖「大丈夫大丈夫。私も手伝うし!」

雫「美玖ちゃん、心強い」

美玖「メタルラックを説明書なしで1分以内に組み立てられるよ」

雫「すごーい」

私はメタルラックが何かよく分からなかったけどパチパチと手を叩く。

【続】

後悔する新人 #16

夢莉「ちなみに私は元ゼミ長。100人ゼミ生がいても、お前がゼミ長だって言われたわ。最低よね、アイツ」

私は苦笑いを浮かべる。でも、五十嵐教授がそんな話をするってことは意外と夢莉先輩を気に入ってるんじゃないだろうか。

夢莉「その本…」 

夢莉先輩がテーブルに置いた本を指さす。

雫「あ、これは…」

夢莉「アイツに頼まれたのね」

雫「はい、まぁ」

夢莉先輩は、やれやれといった感じで溜息をつく。

夢莉「この量を1週間で読むのよ」

雫「ええ!!」

山積みになった本を見つめる。
物凄い文章量だと言うことは開かなくてもわかる。

夢莉「試しに本当に読んでいるのか内容を質問してみたけど全部頭に入っていたわ」

雫「……」

夢莉「キモいわよね」

気持ち悪い以前に凄すぎて絶句してしまった。
私は、必死に話題を繋げようと頭を回転させる。

雫「ええっと…夢莉先輩はなぜ研究室に?」

夢莉「ちょっと様子を見にね。私が片付けないとすぐに汚すんだもん」

雫「あ、なるほど…」

夢莉先輩が、あまり深く聞くな、というオーラを出している。

まさか夢莉先輩…。

雫「……」

夢莉「……別に、深い意味はないわ」

雫「は、はい」

夢莉「ほら、私綺麗好きだし、汚れてる部屋とか見てられないというか」

雫「はい…」

何も聞いていないのに話し始める…。

なんだか嘘がつけない感じが私に似ているかも…

ふと時計を見ると、針は17時5分を指している。

雫「夢莉先輩、ごちそうさまでした。私そろそろ…」

夢莉「引きとめちゃって悪かったわね」

雫「いいえ、とっても楽しかったです」

夢莉「私も」

雫「あ、研究室の鍵は…」

夢莉「合鍵を作ってあるから大丈夫よ」

夢莉先輩は、得意げな表情を浮かべるが
それって…あんまりよくないような… 

そして、やっぱり夢莉先輩は五十嵐教授のことが…

雫「お皿はキッチンに置いておきますね」

夢莉「そのままにしておいて。片づけはしておくから行っていいわよ」

雫「すみません…」

夢莉「ごきげんよう」

雫「ご、ごきげんよう」

夢莉先輩がにっこりと微笑む。

現実で『ごきげんよう』と返事をしたのは生まれて初めてだ。

私は自分の荷物を持って研究室を後にした。

【続】

後悔する新人 #15

ゴスロリ「私ってそんなに変な顔してるかしら?」

美少女は目をつぶり、ティーカップに口を口をつける。興味があちこちに沸いてしまい全身をジロジロと見つめてしまった。

雫「い、いえ…ごめんなさい…」

ゴスロリ「貴女、五十嵐ゼミに入る新入生?」

雫「はい、真中雫って言います」

ゴスロリ「影山夢莉よ。五十嵐ゼミの2年生」

雫「よ、よろしくお願いします」

夢莉「真中さんも何か飲む?」

雫「ありがとうございます」

夢莉先輩はサッと席を立つ、背が低い。小柄な印象だったが、立ち上がると本当に小さい。気にしているかもしれないので本人には伝えないが小さくて可愛い。ゴスロリの衣装もとても似合っていて外国のお人形のようだ。黒と白の縞々のソックスに、ピカピカに光る黒のショートブーツ。かなりこだわりが強いようだ。

夢莉「ローズヒップティーでいいかしら?」

雫「はい、ありがとうございます」

夢莉先輩は、研究所に備え付けてある小さなキッチンに立ち、お湯を沸かす。さっきはゴミで溢れかえっていたが、キッチンが隠れているとは思わなかった。

夢莉「荷物置いたら?」

雫「あ」

五十嵐教授に頼まれた本を両手に持っていたことをすっかり忘れていた。私はテーブルに本を置き、夢莉先輩の座っている正面の椅子に座った。カップにお湯が注がれる音が聞こえ、甘酸っぱい香りが研究室に広がる。さっきまで面談をやっていた汚れたイメージが払しょくされ、お洒落なカフェのような雰囲気になっている。テーブルの中央には、夢莉先輩が持ってきたと思われるバラの花が花瓶に挿してある。

夢莉「はい、どうぞ」

雫「ありがとうございます」

夢莉「お菓子もどうぞ」

可愛いウサギのお皿にクッキーが綺麗に並べてある。夢莉先輩は、自分の席に座り、ティーカップに口をつける。私もティーカップに口をつけ、クッキーにかじりつく。

雫「とても美味しいです」

夢莉「ふふ、よかった」

夢莉先輩はにっこりと微笑する。

その可愛らしさに同姓の私もドキドキしてしまう。

夢莉「今年の1年生は貴女だけ?」

雫「いえ、私を入れて4人です」

夢莉「あら、多いわね」

夢莉先輩は、驚いた表情を浮かべる。

大きな目がより一層大きく見開かれた。

夢莉「貴女がゼミ長?」

雫「いえ、私は書記で…」

夢莉「真中さんが2位なのね」

雫「2位?」

夢莉「五十嵐教授は、その年に入った新入生の中で一番問題がある子をゼミ長にして、2番目に問題がある子を書記にするのよ。人にランクをつけるなんて失礼よねぇ」

雫「わ、私って問題ある子2位なんだ…」

夢莉「落ち込まないで!私なら1位にするわ」

雫「嬉しくないです…」

夢莉先輩がフォローのつもりで口にした言葉が私をより傷つける。

ん?

ってことはゼミの中では秋野君が一番問題児????

【続】

後悔する新人 #14

秋野君は、机に置いてあるメモを手に取り、受付に歩いて行く。優しくて行動が早い秋野君に興味がわいてくる。

 

いったいどんな人なのかもっと知りたい…。

 

受付の人と話を終えた秋野君が戻ってくる。結果は悪かったみたい。ばつが悪そうな表情の秋野君がぽりぽりと頭を掻きながら近づき、私の隣の席に座る。

 

秋野君「五十嵐教授が借りてからずっと返却してないらしい」

 

雫「ええー」

 

秋野君「半年も借りたまんまだってさ」

 

雫「は、半年…」

 

秋野君「五十嵐教授って本当にいい加減だよなぁ」

 

雫「うん、あ、ありがとう」

 

秋野君「いや、俺なにもしてないし」

 

雫「そういえば秋野君はどうして図書室に?」

 

秋野君「村上を待ってるんだよ。16時待ち合わせで」

 

時計を見ると16時15分になっている。

 

雫「もう15分も過ぎてるよ。ごめんね」

 

秋野君「いいよ。それよりこれ研究室に持って行くでしょ?手伝うよ」

 

雫「平気。村上君が待ってるんだから行ってあげて」

 

秋野君「本当に?」

 

雫「本当」

 

秋野君「うん、じゃあ明日」

 

雫「明日ね」

 

秋野君が図書室を出ていく。あれ以上一緒にいたら鼻血を出して気絶してしまう。

 

雫「こんなに借りて大丈夫ですか?」

 

受付女性「ええ、教授の特権があるから大丈夫よ。ただ、五十嵐教授に伝えておいて『返してない本を早く返さないと酷い目に合わせる』って」

 

受付の女性は終始笑顔だったけど、その言葉には積もりに積もった怒りと憎しみが詰まっているように感じた

 

雫「つ…伝えておきます…」

 

私は受付で本を借り、専用の袋に本を入れて図書室を後にした。自分の荷物にプラス20冊の本はさすがに重たい。素直に秋野君に手伝ってもらえばよかった…。

 

『手伝おうか?』『大丈夫?』と何人かの男子に声をかけられたけど断った。

 

ずっと私の胸に視線が向いてるし、どこか下心を感じる。

なんとか休憩しながら五十嵐教授の研究室に着く。ドアの隙間が空いていて中から紅茶の香りがする。ゆっくりとドアを開くと先ほどとは比べ物にならないほど整理されている。床に散らばった書籍は綺麗に陳列され、ビールの缶は袋にまとめられている。研究室を間違えたかと思ったが、扉には『五十嵐健太郎研究室』と書かれている。

 

※※「誰?」

 

雫「え?」

 

研究室から五十嵐教授ではない声が聞こえる。私は再び研究室の扉を開け、中に入った。

 

そこには黒のゴシック風ドレスを着こなし、頭にはフリルの付いたカチューシャを付けた美少女がこちらに視線を向けている。透き通るような真っ白な肌、ピンクの唇、目元は黒く塗りつぶされ、若干大き目の付けまつげが、大きな目をより一層大きく見せる。身長は小柄で、黒髪のストレートに前髪をパッツンにしている。この特徴は間違いなく…。

【続】

後悔する新人 #13

図書室は夕日が差し込み、綺麗なオレンジ色に染まっていた。勉強熱心な生徒たちが静かに自習をしている。ノートに書き込む音、ページをめくる音、靴音が響くが、人の声は聞こえない。席はほとんど埋まっている。メモに書かれた本のタイトルを上から順に確認し、それらしいジャンルの場所へ行って探す。23冊なら図書室の係りの人に聞けばいいけど、パッと見ただけでも10冊以上はある。地道に探すしかなさそうだ。

 

せっかく見つけた検索の機械は『故障中』の紙が貼ってあり、図書係の人も見当たらない。とりあえず著者やそれらしいジャンルのコーナーを回ることにした。幸い似たようなジャンルが多かったので、大半の本が同じ棚で見つかった。しかし、どうしても最後の1冊だけが見つからない。見つけた本を机に置き、私は席に座った。図書室に来て1時間が経とうとしている。途方に暮れた私は目をつぶり、静かにため息をつく。

 

雫「はぁ~」

 

秋野君「どうしたの?」

 

雫「本が見つからないのー」

 

秋野君「一緒に探そうか?」

 

雫「そんな…悪いですよ……へ?」

 

知らない人に声をかけられたと思い、振り向くと隣りに秋野君が座っていた。あまりにも突然で、その近すぎる距離に私は思考停止してしまう。同時に体も固まってしまう。言いかけた言葉の先を待つ秋野君が私の顔を覗き込む。子供のような純粋無垢な瞳に私の母性が揺れ動いてしまう…。

 

うう、抱きしめてあげたくなる可愛さ…

 

秋野君「真中さん?」

 

雫「へ?」

 

秋野君「よ、よだれが…」

 

秋野君が気まずそうな表情を浮かべる。私は慌てて顔を覆う。

 

雫「ごご、ごめんなさい。えへへ…」

 

秋野君「何探していたの?講義で必要な本でもあった?」

 

秋野君は、よだれの件には触れず、話を戻してくれた。私はハンカチで口元を抑える。

 

雫「ううん。五十嵐教授に頼まれた本を探してるんだけど1冊だけ見つからなくて」

 

秋野君が積み重なっている本の山を見つめる。若干いら立っているようにも見える。

 

秋野君「……俺たちのゼミに全然関係ないような気がするんだけど…」

 

雫「やっぱり?」

 

秋野君「真中さんをからかって遊んでるのかも…」

 

雫「ええええ‼酷い‼」

 

秋野君「あ、いや、例えばの話…」

 

雫「あ、そっか。そ…そうだよねー」

 

気が動転して冗談がわからなくなってた。

 

秋野君「ちょっと図書係に聞いてくるよ」

 

雫「あ、私が頼まれたからいいよ」

 

秋野君「いいからいいから」

【続】
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紫眼球水槽

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CFNM、CMNF、羞恥、屈辱、SM、いじめに魅せられた紫眼球水槽です。体験談、経験談、お勧めのアダルト商品や書籍、欲望のままに綴った自作小説を公開させて頂きます。どうぞゆっくりお楽しみください♪

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