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CFNM・マゾヒスト・露出狂研究所

CFNM、CMNF、SM、屈辱、羞恥、同性いじめ等の作品紹介、体験談、オリジナル小説を公開しています。
カテゴリー  [ 紫眼球水槽 小説 ]

後悔する新人 #17

オレンジの夕焼けはより濃くなり、気温もぐっと下がったような気がする。

美玖「雫~♪」

遠くから声がする。振り向くとポニーテールを左右に揺らしながら美玖ちゃんが手を振って走ってくる。

雫「美玖ちゃん♪」

さっき会ったばかりなのに、私たちは旧友に久しぶりに出会ったかのように両手を握りしめた。

雫「凄い汗かいてる」

美玖「走ってきちゃった、あはは」

ポニーテールで露になったおでこに汗が滲んでいる。

雫「そんなに思い切り走ってばかりいると転んじゃうよ」

美玖「大丈夫大丈夫‼何してたの?」

雫「五十嵐教授に頼まれた本を探して、そのあと研究室に行って夢莉先輩とお話ししてたの」

美玖ちゃんはキョトンとした顔で私を見つめる。

美玖「夢莉先輩?」

雫「ゴスロリの先輩だよ」

美玖「あー五十嵐教授が言ってた。本当にゴスロリ着てた?」

雫「うん。そろそろ美玖ちゃんを迎えに行かなきゃって思って帰っちゃったけどね」

美玖「私のこと待っててくれたの?」

雫「そうだよ。用事がなければアルバイト先の近くで待ってようかと思ったんだけどごめんね」

美玖ちゃんが飛びついてきたので私は後ろにひっくり返りそうになる。

雫「きゃあ~」

美玖「んー雫大好き~♪ありがとう♪」

雫「美玖ちゃん、喜びすぎ」

まるで外国人のようなオーバーリアクションについつい笑ってしまう。 本当に落ち着かない常にエンジン全開の美玖ちゃんは少年漫画の主人公のようだ。 

雫「それでアルバイトはどうだったの?」

美玖「受かったんだよ~♪」

雫「やったね♪さすが美玖ちゃ~ん♪」

美玖「褒められちゃったぁ」

雫「何のアルバイト?」 

美玖「コンビニだよ!!」

美玖ちゃんは抱きついて離れようとしない。私も負けないくらい美玖ちゃんをぎゅっと抱きしめる。 大学生なのに小学生みたいな喜び方をする美玖ちゃんがなんだかとても可愛らしく見えた。

美玖「じゃあ雫のお家に行こう」

雫「段ボールが山積みだけど…それでもいいなら」

美玖「大丈夫大丈夫。私も手伝うし!」

雫「美玖ちゃん、心強い」

美玖「メタルラックを説明書なしで1分以内に組み立てられるよ」

雫「すごーい」

私はメタルラックが何かよく分からなかったけどパチパチと手を叩く。

【続】

後悔する新人 #16

夢莉「ちなみに私は元ゼミ長。100人ゼミ生がいても、お前がゼミ長だって言われたわ。最低よね、アイツ」

私は苦笑いを浮かべる。でも、五十嵐教授がそんな話をするってことは意外と夢莉先輩を気に入ってるんじゃないだろうか。

夢莉「その本…」 

夢莉先輩がテーブルに置いた本を指さす。

雫「あ、これは…」

夢莉「アイツに頼まれたのね」

雫「はい、まぁ」

夢莉先輩は、やれやれといった感じで溜息をつく。

夢莉「この量を1週間で読むのよ」

雫「ええ!!」

山積みになった本を見つめる。
物凄い文章量だと言うことは開かなくてもわかる。

夢莉「試しに本当に読んでいるのか内容を質問してみたけど全部頭に入っていたわ」

雫「……」

夢莉「キモいわよね」

気持ち悪い以前に凄すぎて絶句してしまった。
私は、必死に話題を繋げようと頭を回転させる。

雫「ええっと…夢莉先輩はなぜ研究室に?」

夢莉「ちょっと様子を見にね。私が片付けないとすぐに汚すんだもん」

雫「あ、なるほど…」

夢莉先輩が、あまり深く聞くな、というオーラを出している。

まさか夢莉先輩…。

雫「……」

夢莉「……別に、深い意味はないわ」

雫「は、はい」

夢莉「ほら、私綺麗好きだし、汚れてる部屋とか見てられないというか」

雫「はい…」

何も聞いていないのに話し始める…。

なんだか嘘がつけない感じが私に似ているかも…

ふと時計を見ると、針は17時5分を指している。

雫「夢莉先輩、ごちそうさまでした。私そろそろ…」

夢莉「引きとめちゃって悪かったわね」

雫「いいえ、とっても楽しかったです」

夢莉「私も」

雫「あ、研究室の鍵は…」

夢莉「合鍵を作ってあるから大丈夫よ」

夢莉先輩は、得意げな表情を浮かべるが
それって…あんまりよくないような… 

そして、やっぱり夢莉先輩は五十嵐教授のことが…

雫「お皿はキッチンに置いておきますね」

夢莉「そのままにしておいて。片づけはしておくから行っていいわよ」

雫「すみません…」

夢莉「ごきげんよう」

雫「ご、ごきげんよう」

夢莉先輩がにっこりと微笑む。

現実で『ごきげんよう』と返事をしたのは生まれて初めてだ。

私は自分の荷物を持って研究室を後にした。

【続】

後悔する新人 #15

ゴスロリ「私ってそんなに変な顔してるかしら?」

美少女は目をつぶり、ティーカップに口を口をつける。興味があちこちに沸いてしまい全身をジロジロと見つめてしまった。

雫「い、いえ…ごめんなさい…」

ゴスロリ「貴女、五十嵐ゼミに入る新入生?」

雫「はい、真中雫って言います」

ゴスロリ「影山夢莉よ。五十嵐ゼミの2年生」

雫「よ、よろしくお願いします」

夢莉「真中さんも何か飲む?」

雫「ありがとうございます」

夢莉先輩はサッと席を立つ、背が低い。小柄な印象だったが、立ち上がると本当に小さい。気にしているかもしれないので本人には伝えないが小さくて可愛い。ゴスロリの衣装もとても似合っていて外国のお人形のようだ。黒と白の縞々のソックスに、ピカピカに光る黒のショートブーツ。かなりこだわりが強いようだ。

夢莉「ローズヒップティーでいいかしら?」

雫「はい、ありがとうございます」

夢莉先輩は、研究所に備え付けてある小さなキッチンに立ち、お湯を沸かす。さっきはゴミで溢れかえっていたが、キッチンが隠れているとは思わなかった。

夢莉「荷物置いたら?」

雫「あ」

五十嵐教授に頼まれた本を両手に持っていたことをすっかり忘れていた。私はテーブルに本を置き、夢莉先輩の座っている正面の椅子に座った。カップにお湯が注がれる音が聞こえ、甘酸っぱい香りが研究室に広がる。さっきまで面談をやっていた汚れたイメージが払しょくされ、お洒落なカフェのような雰囲気になっている。テーブルの中央には、夢莉先輩が持ってきたと思われるバラの花が花瓶に挿してある。

夢莉「はい、どうぞ」

雫「ありがとうございます」

夢莉「お菓子もどうぞ」

可愛いウサギのお皿にクッキーが綺麗に並べてある。夢莉先輩は、自分の席に座り、ティーカップに口をつける。私もティーカップに口をつけ、クッキーにかじりつく。

雫「とても美味しいです」

夢莉「ふふ、よかった」

夢莉先輩はにっこりと微笑する。

その可愛らしさに同姓の私もドキドキしてしまう。

夢莉「今年の1年生は貴女だけ?」

雫「いえ、私を入れて4人です」

夢莉「あら、多いわね」

夢莉先輩は、驚いた表情を浮かべる。

大きな目がより一層大きく見開かれた。

夢莉「貴女がゼミ長?」

雫「いえ、私は書記で…」

夢莉「真中さんが2位なのね」

雫「2位?」

夢莉「五十嵐教授は、その年に入った新入生の中で一番問題がある子をゼミ長にして、2番目に問題がある子を書記にするのよ。人にランクをつけるなんて失礼よねぇ」

雫「わ、私って問題ある子2位なんだ…」

夢莉「落ち込まないで!私なら1位にするわ」

雫「嬉しくないです…」

夢莉先輩がフォローのつもりで口にした言葉が私をより傷つける。

ん?

ってことはゼミの中では秋野君が一番問題児????

【続】

後悔する新人 #14

秋野君は、机に置いてあるメモを手に取り、受付に歩いて行く。優しくて行動が早い秋野君に興味がわいてくる。

 

いったいどんな人なのかもっと知りたい…。

 

受付の人と話を終えた秋野君が戻ってくる。結果は悪かったみたい。ばつが悪そうな表情の秋野君がぽりぽりと頭を掻きながら近づき、私の隣の席に座る。

 

秋野君「五十嵐教授が借りてからずっと返却してないらしい」

 

雫「ええー」

 

秋野君「半年も借りたまんまだってさ」

 

雫「は、半年…」

 

秋野君「五十嵐教授って本当にいい加減だよなぁ」

 

雫「うん、あ、ありがとう」

 

秋野君「いや、俺なにもしてないし」

 

雫「そういえば秋野君はどうして図書室に?」

 

秋野君「村上を待ってるんだよ。16時待ち合わせで」

 

時計を見ると16時15分になっている。

 

雫「もう15分も過ぎてるよ。ごめんね」

 

秋野君「いいよ。それよりこれ研究室に持って行くでしょ?手伝うよ」

 

雫「平気。村上君が待ってるんだから行ってあげて」

 

秋野君「本当に?」

 

雫「本当」

 

秋野君「うん、じゃあ明日」

 

雫「明日ね」

 

秋野君が図書室を出ていく。あれ以上一緒にいたら鼻血を出して気絶してしまう。

 

雫「こんなに借りて大丈夫ですか?」

 

受付女性「ええ、教授の特権があるから大丈夫よ。ただ、五十嵐教授に伝えておいて『返してない本を早く返さないと酷い目に合わせる』って」

 

受付の女性は終始笑顔だったけど、その言葉には積もりに積もった怒りと憎しみが詰まっているように感じた

 

雫「つ…伝えておきます…」

 

私は受付で本を借り、専用の袋に本を入れて図書室を後にした。自分の荷物にプラス20冊の本はさすがに重たい。素直に秋野君に手伝ってもらえばよかった…。

 

『手伝おうか?』『大丈夫?』と何人かの男子に声をかけられたけど断った。

 

ずっと私の胸に視線が向いてるし、どこか下心を感じる。

なんとか休憩しながら五十嵐教授の研究室に着く。ドアの隙間が空いていて中から紅茶の香りがする。ゆっくりとドアを開くと先ほどとは比べ物にならないほど整理されている。床に散らばった書籍は綺麗に陳列され、ビールの缶は袋にまとめられている。研究室を間違えたかと思ったが、扉には『五十嵐健太郎研究室』と書かれている。

 

※※「誰?」

 

雫「え?」

 

研究室から五十嵐教授ではない声が聞こえる。私は再び研究室の扉を開け、中に入った。

 

そこには黒のゴシック風ドレスを着こなし、頭にはフリルの付いたカチューシャを付けた美少女がこちらに視線を向けている。透き通るような真っ白な肌、ピンクの唇、目元は黒く塗りつぶされ、若干大き目の付けまつげが、大きな目をより一層大きく見せる。身長は小柄で、黒髪のストレートに前髪をパッツンにしている。この特徴は間違いなく…。

【続】

後悔する新人 #13

図書室は夕日が差し込み、綺麗なオレンジ色に染まっていた。勉強熱心な生徒たちが静かに自習をしている。ノートに書き込む音、ページをめくる音、靴音が響くが、人の声は聞こえない。席はほとんど埋まっている。メモに書かれた本のタイトルを上から順に確認し、それらしいジャンルの場所へ行って探す。23冊なら図書室の係りの人に聞けばいいけど、パッと見ただけでも10冊以上はある。地道に探すしかなさそうだ。

 

せっかく見つけた検索の機械は『故障中』の紙が貼ってあり、図書係の人も見当たらない。とりあえず著者やそれらしいジャンルのコーナーを回ることにした。幸い似たようなジャンルが多かったので、大半の本が同じ棚で見つかった。しかし、どうしても最後の1冊だけが見つからない。見つけた本を机に置き、私は席に座った。図書室に来て1時間が経とうとしている。途方に暮れた私は目をつぶり、静かにため息をつく。

 

雫「はぁ~」

 

秋野君「どうしたの?」

 

雫「本が見つからないのー」

 

秋野君「一緒に探そうか?」

 

雫「そんな…悪いですよ……へ?」

 

知らない人に声をかけられたと思い、振り向くと隣りに秋野君が座っていた。あまりにも突然で、その近すぎる距離に私は思考停止してしまう。同時に体も固まってしまう。言いかけた言葉の先を待つ秋野君が私の顔を覗き込む。子供のような純粋無垢な瞳に私の母性が揺れ動いてしまう…。

 

うう、抱きしめてあげたくなる可愛さ…

 

秋野君「真中さん?」

 

雫「へ?」

 

秋野君「よ、よだれが…」

 

秋野君が気まずそうな表情を浮かべる。私は慌てて顔を覆う。

 

雫「ごご、ごめんなさい。えへへ…」

 

秋野君「何探していたの?講義で必要な本でもあった?」

 

秋野君は、よだれの件には触れず、話を戻してくれた。私はハンカチで口元を抑える。

 

雫「ううん。五十嵐教授に頼まれた本を探してるんだけど1冊だけ見つからなくて」

 

秋野君が積み重なっている本の山を見つめる。若干いら立っているようにも見える。

 

秋野君「……俺たちのゼミに全然関係ないような気がするんだけど…」

 

雫「やっぱり?」

 

秋野君「真中さんをからかって遊んでるのかも…」

 

雫「ええええ‼酷い‼」

 

秋野君「あ、いや、例えばの話…」

 

雫「あ、そっか。そ…そうだよねー」

 

気が動転して冗談がわからなくなってた。

 

秋野君「ちょっと図書係に聞いてくるよ」

 

雫「あ、私が頼まれたからいいよ」

 

秋野君「いいからいいから」

【続】

後悔する新人 #12

美玖「じゃあ面接行ってくるね」

雫「頑張ってね」

秋野「また明日」

村上「バイバーイ」

秋野「じゃあ帰ろうか」

村上「雫ちゃんも一緒に帰ろ」

雫「ごめんね。私、学生課に用事があるの」

村上「そっかぁ」

秋野「また明日ね。真中さん」

雫「うん、バイバイ」

私はゼミ室の鍵を閉めて学生課へ向かう。秋野君の『また明日ね』という言葉がなんだか恥ずかしくって嬉しかった。学生課で提出書類の不備を訂正し、帰ろうとすると正面から五十嵐教授が走って来た。

五十嵐「おおおお、待て待て」

雫「な、なんですかぁ」

五十嵐「はあはあ…ちょ…ちょっと…待て」

五十嵐教授は凄く慌てた様子で息を切らしている。

すれ違う生徒たちがジロジロと見つめるが、当の本人は全く気にしていない。

五十嵐「いやぁ、こんなに走ったのはひさしぶりだわ。あはははは」

雫「どうしたんですか?」

五十嵐「実は来週のゼミで使う参考書を図書室で探すのを忘れていてな。申し訳ないんだけど探しておいてくれないか?」

雫「別にいいですけど…」

五十嵐「助かる。俺の研究室に適当に置いててくれればいいから」

雫「あ、鍵はどこにあるんですか?」

五十嵐「あーこれこれ。あと学生課に返しておいてくれ」

雫「は、はぁ」

五十嵐「じゃよろしくー」

五十嵐教授は、あっという間にいなくなってしまった。私は研究室の鍵と必要な参考書のメモを片手にしばらく立ち尽くした。

メモに書かれている本は、心理学や精神分析、人体の構造と機能等の難解なもの。それとは別に北海道や九州の旅行ガイド…。

学会で論文の発表なんていいながら温泉旅行…

五十嵐教授がニコニコしながら露天風呂に浸かる情景が浮かぶ。

雫「早く終わらせて帰ろう…」

【続】

後悔する新人 #11

五十嵐「毎週ゼミをやる5分前に開けてくれ」

雫「わかりました」

五十嵐「それじゃあ今日はここまで」

秋野「もう終わりかよ」

五十嵐「明日学会で論文発表しなきゃならないんだよ。今からタクシー飛ばして飛行機乗ってな」

村上「女と旅行じゃないの?」

五十嵐「村上、お前来週から来なくていいぞ。単位やらないから」

村上「あー嘘です嘘です」

村上君が立ち上がって身振り手振りで慌てる。その姿が面白くてみんなで笑った。

五十嵐教授も笑っていたが、私はさっきの冷たい目をした表情を思い出した。

寂し気な何か心に闇を抱えたような…。

五十嵐「時間がないからそろそろ行くわ。いつまでいてもいいけど帰る時はちゃんと閉めること。鍵は持って帰ってもいいけど無くすなよ」

美玖「雫ぅ~大丈夫?」

五十嵐「それから長谷川と村上には絶対渡すな」

美玖「村上君はともかく何で私まで‼」

村上「美玖ちゃん、それはあんまりだよ…」

五十嵐教授が笑いながら出ていく。私たちはゼミ室で少しお喋りをして帰ることにした。

村上「へー美玖ちゃんは今日アルバイトの面接なんだ」

美玖「うん、高校の時は飲食店でバイトしていたから今度はコンビニにしようかなーって」

村上「じゃあ美玖ちゃんが受かったらみんなで遊びに行こうぜ」

秋野「コンビニじゃ邪魔になるだろ?」

村上「大丈夫、大丈夫。外から監視するだけ」

秋野「いや、何が大丈夫なんだよ」

美玖「あー緊張してきたぁ」

雫「美玖ちゃんなら大丈夫だよ~」

美玖「ありがとう雫~」

村上「俺もはぐするぅ~」

秋野「調子乗んな」

村上「いてー」

秋野君と村上君の漫才のようなやり取りに私と美玖ちゃんはお腹が痛くなるほど笑った。

美玖ちゃんの面接の時間が近づいてきたので私たちは帰ることにした。

【続】

後悔する新人 #10

五十嵐「うーん」

雫「あのー?」

五十嵐「ん?」

雫「これって何か意味あるんですか?」

五十嵐「あるね。大体のことが分かる。性格、長所短所、悩み、好き嫌いとか」

雫「占いみたいなものですか?」

五十嵐「そんなもんだな」

なんだかはぐらかされているような気もした。何を言っても無駄な気がして私は質問を止める。

五十嵐「今年は濃いメンバーが揃ったなぁ」

雫「濃い?」

五十嵐「問題児ばっかりってことだ」

特に困った様子はなく、どちらかと言えば少し楽しそうな表情を浮かべている。五十嵐教授は、口元を撫でまわす。落ち着き余裕のある態度は貫禄があって大人びているが、どことなく若いような感じもする。そう言えば教授って何歳なんだろう…。

五十嵐「村上呼んできて」

雫「終わったんですか?」

五十嵐「うん、終わりだ。お疲れ様」

立ち上がり、タバコを咥えるちょっと前に五十嵐教授は、そう言ってにっこりと笑みを浮かべる。まるで少年のような可愛らしい笑顔にドキッとした。

しかし、研究所を出る直前にふと見た五十嵐教授の目は感情のない生物のように淀んでいた。怖くなった私は慌てて研究室を後にした。その後は村上君が呼ばれ、15分程同じような面談をしてゼミ室に再び戻った。みんないつも通りだったけど、どこか疲れたような表情を浮かべていた。そこに五十嵐教授が戻って来る。

五十嵐「お疲れ、ご協力感謝する」

村上「結局なんだったの?」

五十嵐「だから言っただろ?面談だよ」

美玖「変な呪いとか洗脳とかかけてないよねぇ?」

五十嵐「お前等を洗脳して何の得になんだよ」

五十嵐教授は呆れた様子で深く溜息をついた。その反応にみんながクスクスと笑いだす。

五十嵐「ゼミ長は秋野、書記は真中」

秋野「俺?」

村上「いやーお前しかいないだろ」

美玖「まともそうなの秋野君くらいだもんね」

五十嵐「はいはい静かに。お前等も大学生なんだからいちいちはしゃぐんじゃねーよ」

美玖ちゃんが私の耳元で『良かったね』と静かに囁く。嬉しかった私は、嫌がる素振りもせずに単純に喜んだ。秋野君にそっと視線を向けると、目がちょうど合ってしまった。慌てて目をつぶり、俯く。

五十嵐「秋野も真中もいいか?」

秋野「別にいいよ」

雫「わ、私も大丈夫です」

五十嵐「じゃあゼミ室の鍵は真中に預けておくな」

私は鍵を受け取る。少し汚れた野球ボールの小さなキーホルダーが付いている。五十嵐教授は、あまり野球のイメージがないけど好きなのだろうか?

【続】

後悔する新人 #9

秋野君と入れ違いで美玖ちゃんが出ていく。秋野君は、少し疲れたような顔をしている。

村上「面談どうだった?」

秋野「なんか色々聞かれた」

村上「面談なんだから当たり前だろ。どんなこと聞かれたとかさ」

秋野「知らね」

村上「秋野はタメにならないねぇ」

村上君がわざとらしく溜息をついた。秋野君は、特に面談の話はせず何かを考えているようだった。他の人には聞かれたくない事でも聞かれるんだろうか?

村上「あー退屈だなぁ、帰ろーかな」

秋野「まだ面談やってねーだろ」

村上「今日じゃなくてもいいじゃんか」

秋野「ごめんね。コイツうるさいでしょ?」

雫「全然そんなことないよ、楽しいし」

嘘じゃなかった。このメンバーだったらきっと大学生活も楽しくなるって思えた。秋野君も申し訳そうな顔をしていたけど、内心はきっと楽しいんだと思う。

美玖「ただいまぁ~」

雫「お帰り美玖ちゃん。どうだった?」

美玖「んー?セクハラはなかったから大丈夫」

雫「そりゃそうでしょ」

美玖「なんだかお医者さんの問診みたい」

雫「ふーん」

美玖「次は雫だよ」

雫「うん」

賑やかなゼミ室を出て、五十嵐教授の研究室へ向かう。研究室の扉が少し開いている。隙間からタバコとアルコールの香りが漏れている。ノックしようと思ったが、そのまま声をかけてみる事にした。

雫「真中です」

五十嵐「入っていいぞ」

雫「失礼しまーす」

静かに扉を開ける。研究室の惨状は変わらず、タバコの煙が天井いっぱいに広がっている。五十嵐教授は、丸椅子をギシギシときしませながらノートに何かを書いていた。

雫「あの…」

五十嵐「座って」

雫「はい…」

私が目の前に座ると五十嵐教授は、私の顔をじっと見つめる。正確には瞬きをせず瞳を見つめていた。その瞳を見ていると、なんだか落ち着く。周りの雑音が消えていくような…。少し眠い感じがした時、五十嵐教授が声をかけてくる。

五十嵐「名前は?」

雫「ま、真中雫です」

五十嵐「誕生日」

雫「4月29日です」

五十嵐「家族構成は?」

雫「父、母、妹の4人です」

五十嵐「両手出して」

私が両手を出すと五十嵐教授は、真剣なまなざしで両手を見つめた。右と左を交互に見比べながら、その後も質問を続けた。たまに同じ質問を交えつつ、聞きだした回答をノートに書きこんでいく。

【続】

後悔する新人 #8

村上「先輩ってどんな人?」

五十嵐「んー、ちょっと変わった奴だな」

秋野「教授も変わってるだろ」

五十嵐「ははは、まぁな。黒髪ストレートのパッツンで…」

美玖「美人?」

五十嵐「ああ、なんだっけかなぁ…ボンゴレ?」

村上「ボンゴレ?」

五十嵐「ゴロツキ?ゴキブリ?なんかそんな感じの服を着てたな」

美玖「それってゴスロリじゃない?」

五十嵐「あーそうだそうだ。ゴスロリって格好してたんだ」

秋野「ゴキブリだと全然意味変わってくるぞ」

五十嵐「なんでもいいだろう別に…。単位もほとんど取ってるから俺のところにもめったに来ない。弁護士になりたいらしくて今は法律事務所でアルバイトをしている」

雫「すごーい」

村上「メチャクチャ優秀なんだなぁ」

五十嵐「全然愛想がないんだけどな。俺の冗談にも全く笑わないで『早く次の章に入って
下さい』って真顔で言いやがる」

五十嵐教授は、ムッとした表情浮かべて腕を組む。それにしても、自分のやりたいこと決めて、前向きに努力している先輩がいるのは凄い。

五十嵐「とりあえず面談でもするか」

村上「面談って面接?ゼミに入れないとかあんの?」

五十嵐「いや、全員大歓迎。お前等がどんな人間なのかを知りたくてね」

五十嵐教授が大きく背伸びをして立ち上がる。首をパキパキと鳴らす。猫背なのにこんなに背が高いなんて、バスケットボールの選手みたいだ。腕や肩幅からして何かのスポーツをやっていたのかも。

五十嵐「あいうえお順で俺の研究室に1人ずつ来い」

村上「変な事しようとしてるんじゃないの?」

五十嵐「お前等みたいな子供に変なことするほど落ちぶれてねーよ。俺は年上好きなんだ。秋野行くぞ」

秋野「はーい」

五十嵐教授と秋野君がゼミ室を出ていく。あいうえお順でいけば最初は、秋野君。長谷川、真中、村上。私は3番目になる。

美玖「2人は彼女っているの?」

雫「!!」

急に美玖ちゃんが村上君に問いかける。予想していなかった美玖ちゃんの言葉にペットボトルのお茶をこぼしかける。

村上「ん?いないよ」

美玖「だってさ。良かったねー雫」

雫「美玖ちゃん‼」

私は動揺しながら美玖ちゃんの腕を引っ張る。

村上君が意地悪な笑みを浮かべて私を見つめた。

村上「なるほどねぇ~雫ちゃんは秋野が好きなのかぁ」

雫「いや、そんなことは…ななな」

美玖「ヨダレ出てるよ」

雫「え?嘘?」

美玖「嘘」

雫「ちょっと‼」

村上「あははは、2人の掛け合いって漫才見てるみたいだね」

楽しそうに笑う村上君は、確かにイケメンだ。よく見ると肌も綺麗で美白。フットワークが軽くてチャラいように見えるけど、なぜか遊んでいるようには見えない。

秋野「終わったぁ~。次は長谷川さんだって」

美玖「うん、じゃあね雫」

雫「いってらっしゃい」

【続】

後悔する新人 #7

5分ほど経った頃、ノックする音が聞こえ、私たちは姿勢を正して坐り直す。

村上「失礼しまーす。あれ?美玖ちゃんと雫ちゃん」

入ってきたのは村上君と秋野君だった。私は思わず俯いてしまう。

偶然かもしれないけど凄く嬉しい。

2人は私たちの前の席に座る。

村上君がこちらを振り返り、優しい笑顔で話しかける。

村上「2人とも五十嵐ゼミにしたの?」

美玖「うん。雫が五十嵐ゼミが良いって言うから」

村上「へーそうなんだ。何するかよくわかんないけどよろしくね」

雫「何するかわからないの??」

村上「ああ、俺は秋野についてきただけだから」

何となく村上君と美玖ちゃんは相性が良いんじゃないかと思った。

村上君の言葉にため息をついた秋野君が振り返る。

秋野「昔から何でも真似してくるんだよ、コイツ」

距離が近くて私はドキドキしてしまう。顔が近い…。

村上「いいじゃんかよ。考えるのはお前が担当なんだから」

黙って2人の顔を見比べ、不思議そうな顔を浮かべていた美玖ちゃんが口を開く。

美玖「でもさぁ、幼馴染なのに苗字で呼び合うって不思議だね」

雫「確かに」

村上君と秋野君が『またか』といった感じで顔を見つめ合う。

村上君がニコニコと笑みを浮かべ、秋野君は少し不機嫌な顔をする。

村上「それは秋野が名前で呼ばれるのを嫌がるからだよ」

美玖「そうなの?」

秋野「あんまり好きじゃないんだ。オッサンっぽい名前で」

村上「秋野泰男」

美玖「あー」

雫「で、でも貫禄があると言うか、男らしいと言うか…」

秋野「ありがと…」

出来る限りのフォローをしたつもりだったけど秋野君がどんよりした表情で私に複雑な笑みを浮かべる。結構気にしているらしい。

村上君は、そんな秋野君の姿を楽しそうに見つめている。気を使わないやり取りは、2人の関係が親密であることを物語っている気がした。

ガチャッ

男性「おお今年は4人か、大量大量」

背の高い男の人が入って来る。この人が五十嵐教授。オリエンテーションで、教授たちが自分のゼミについて長く語っている中、五十嵐教授だけは、

五十嵐「五十嵐だ。ゼミではディベートをやる、以上」

と僅か10秒で終わってしまった。他の教授たちが苦虫を噛み潰したような表情や冷たい視線を送っていたが、本人はまったく気にする素振りも見せず席に戻って行った。

村上「4人で多いってどんだけ人来ないゼミなの?」

五十嵐「お前らの1個上の先輩は1人だけだな」

村上「少なっ‼おい、秋野ここヤバいんじゃねーの?」

五十嵐「村上ぃ、そういうのは陰でこそこそ言うもんだぞ」

村上「え?俺の名前知ってるの?」

五十嵐「今年入学してきた生徒は全部頭に入ってる」

美玖「ウソー‼だって500人以上いるでしょ?」

五十嵐「長谷川、532人だ」

自慢げに言う事もなく、表情も変えずに飄々としている五十嵐教授に私たちは静まり返る。五十嵐教授は、得体のしれない、人間じゃないような、他の人とは違った雰囲気をしている。五十嵐教授は、席に座り、足を組む。

【続】

後悔する新人 #6

美玖ちゃんは、自分の荷物を手に取るとさっさと講義室を出て行ってしまう。私も慌てて荷物を手にして、美玖ちゃんの後を追いかける。既に講義室前の廊下に美玖ちゃんの姿はなく、私はため息をつきながら五十嵐教授の研究室へ向かった。

しばらく廊下を歩いていると、女子の姿を見かけるようになった。恰好からして看護科の生徒のようだ。楽しそうにグループで歩いている。あまり意識はしていなかったけど、他の学科はどちらかと言えば女子の方が多いのかもしれない。

美玖「あーやっと来た」

五十嵐教授の研究室の前で美玖ちゃんを発見した。疲れた様子は全くない。そんな美玖ちゃんとは対照的に私は息を切らしている。ちょっと運動不足かも…。

雫「美玖ちゃん歩くの早すぎ…」

美玖「雫が遅いんだよ~」

息を整えてからノックしようと思ったが、美玖ちゃんはノックもせずにいきなり扉を開ける。

美玖「失礼しまーす」

雫「あ、ちょっと」

運よく中には誰もいなかった。カーテンを閉め切り、外からの光りを遮断し、タバコとアルコールの混じり合った異様な臭いは研修室中に広がっている。

美玖「きったなーい‼‼‼‼」

スマホのライトで研究室を照らした美玖ちゃんが悲鳴を上げる。壁はヤニで変色しており、足の踏み場がないほど物が乱雑している。独身男性の部屋ってみんなこんな感じなんだろうか。お菓子の小さな包み紙が落ちているだけで大騒ぎするママが見たら気絶するに違いない。

美玖「汚すぎるうう」

雫「臭いも凄いね…暗くて見えない」

美玖「五十嵐教授いますかー?」

雫「一応電気点けてみる」

白い蛍光灯が鈍い音を立てながら光る。沢山の本が並び…と言うより棚に並んでいるのは数冊だけで、ほとんどの本は下に落ちている。論文らしき紙と参考書籍が机一杯に広がり、灰皿には大量のタバコ、缶ビールの空き缶も転がっている。

雫「やっぱり、いないみたいだね」

美玖「貼り紙がしてある。『ゼミ希望の新入生へ』だって」

雫「この紙に書いてある場所がゼミ室なのかなぁ」

美玖「じゃ行こう」

雫「だから待って…」

美玖ちゃんの右手を握り、勝手に行かないようにする。行動力があると言うか落ち着きがないと言うか…。美玖ちゃんも観念したようで、私の歩幅に合わせて歩く。

美玖「遅―い。日が暮れちゃーう」

雫「1分も歩かないでしょ」

美玖「あ、あそこだー」

雫「だからノックしなきゃ…」

ゼミ室を見つけるなり美玖ちゃんは走り出し、そのままの勢いで扉を開ける。中で会議やディベートをしてたら…。そんなことは少しも考えないらしい。

美玖「誰もいないね」

ゼミ室は閑散としていた。長机にプラスチック製の椅子が何個も並んでいる。正面には大きな窓があり、ブラインドが閉まっている。美玖ちゃんが電気を点けた。蛍光灯に明かりが灯る。

雫「待ってればいいのかな?」

美玖「とりあえず待ってよ。お菓子食べる?」

美玖ちゃんが目の前の席に座り、コンビニ袋からポテトチップスを取り出す。

美玖「んー開かないなぁ」

雫「ちょっと‼まだゼミ室で食べていいかなんて分からないし、そんな開け方したら…」

私の注意は遅すぎた。ポテトチップスが宙に舞い、床に飛び散る。美玖ちゃんが苦笑いを浮かべる。その顔を見て、私は思わず吹き出してしまう。

雫「落ち着きがないなぁ」

美玖「あはは、よく言われる」

私達はクスクスと笑い合い、五十嵐教授や他の生徒が来ないうちに慌てて掃除をした。掃除道具がないので、拾った後にウエットティッシュで拭くだけなんだけど…。

【続】

後悔する新人 ♯5

オリエンテーションは2時間びっちりで、ゼミの教授が一人ずつ挨拶と専門講義、ゼミの内容を説明した。休憩時間を挟み、午後はそれぞれ決めた教授の研究室へ行く。

美玖「はーオリエンテーション長すぎぃ、もうどこでもいいや」

雫「ダメだよ。卒業まで勉強するゼミを決めるんだから真剣に考えないと」

美玖「ボーっとしてそうで意外と真面目なんだねー雫って」

雫「美玖ちゃんが適当すぎなんだよ」

美玖「私は雫と同じ所でいい」

雫「それはちょっと嬉しい」

これは本音で、実を言うと女子一人で男子に囲まれながらのゼミは不安だった。美玖ちゃんがいればきっと大丈夫。

美玖「うふふ、そう言えば雫ってどこに住んでるの?」

雫「ん?パープルマンション」

美玖「ええ!?ここら辺で一番大きいマンションじゃん‼家族で住んでるの?」

雫「い、いや。1人で…」

美玖「雫って、お嬢様なんだねぇ…」

雫「あ、あはは」

美玖「だから否定しなさいよ…今日遊びに行ってもいい?」

雫「別にいいけど段ボール山積みで散らかってるよ」

美玖「気にしないから大丈夫。替えの下着はコンビニで買うし」

雫「ええ!!帰る気ないの?」

美玖「一緒のお布団でもいいからさぁ」

雫「いいかどうかは私が決めるの」

美玖「ちぇー。あ、ゼミどうする?」

雫「五十嵐教授のゼミにしようと思ってる」

美玖「う~ん。五十嵐教授のゼミかぁ」

雫「なんか面白そうじゃない?ディベートやるみたいだし」

美玖「噂だと女子生徒に手を出す変態らしいよ」

雫「またまたー」

美玖「本当だってぇ。あ、でも単位が危なくなったら雫に脱いでもらえば…」

雫「どうして私が脱ぐの!!」

美玖「冗談冗談♪さ、五十嵐教授のところ行こ」

雫「あ、ちょっと待ってよ」

【続】

後悔する新人 ♯4

雫「その人って今いる?」

美玖ちゃんが講義室をぐるりと見渡す。

美玖「んーまだ来てないみたい」

雫「もう席なさそうだけど…」

美玖「あ‼いたいた‼あれあれ」

美玖ちゃんがそっと指をさす。髪を肩まで伸ばした男子がニコニコと笑いながら講義室へ入って来る。背も高く、顔も整っている。確かに他の男子とは雰囲気が違う。

雫「確かにカッコいい系だね」

美玖「こっち空いてるよーー」

美玖ちゃんが手を振って声をかける。隣の席を2つ空けていたのはそういう理由らしい。カッコいい男子は、もう一人の男子を連れて美玖ちゃんの隣の席に座った。

イケメン「ありがとう。いやーギリギリだと席がなくて困っちゃうね。助かったよ」

美玖「いいのいいの。たまたま空いてたから」

村上「俺は村上。こっちは秋野」

秋野「よろしく」

美玖「私は長谷川美玖」

雫「…ま、真中雫です…」

村上「へー美玖ちゃんと雫ちゃんか。よろしくね」

秋野「お前、いきなり名前呼び捨てとか失礼だろ」

村上「細かいなぁ。これから仲良くなるんだからいいじゃん」

秋野「しょうがない奴…」

村上「あ、あれ義也じゃない?」

秋野「誰だっけ?」

村上「野球部の」

秋野「あー」

村上「ちょっと声かけてこようぜ。おーい義也」

秋野「せっかく席取ってくれたのにごめんね。じゃまた」

嵐のようにやってきた2人の男子はあっという間にやって来て、あっという間に去って行った。それは、本当に一瞬の出来事だった。

美玖「はぁー超カッコいい。村上君…全然喋れなかったけど…」

雫「確かにカッコいいね…」

美玖「言っとくけど村上君は私が狙ってるんだからね」

雫「わ、わかってるよぉ」

美玖「まぁ、雫はどっちかって言えば秋野君派みたいだし」

雫「う…」

美玖「拒否反応しなきゃ肯定することになっちゃうんだけど?」

雫「えへへ」

美玖「その苦笑いは…決まりだね。でも秋野君もなかなかカッコいいよね。あの2人仲良いみたいで、いっつも一緒にいるの。イケメンが並んでるのって目の保養になるよねぇ」

美玖ちゃんが遠い目をしながらニヤニヤと笑みを浮かべる。視線を前に向けると、村上君と楽し気にしゃべる秋野君が映る。自分があの隣りに座れたら…そんな期待も自信もない少しの希望を持ちながら、私は転部の考えをやめた。

【続】

後悔する新人 ♯3

今日はオリエンテーションの日。遅刻すると恥ずかしいから早く講義室に行ってみたけど全然人がいなくて一度退散。時間ちょうどに行ってみると今度は行列が出来ていた。

雫「うわぁ…男の子ばっかり…」

講義室に入り、後ろから席を探してみる。どこを見ても男子ばかりで座る場所も見つけられない。

???「ねぇ」

雫「は、はい」

女の子「あなたも政治経済学部?」

雫「う…うん、あなたも?」

美玖「私は美玖(みく)。よろしくね」

雫「私は雫。よろしく」

美玖「あっちに席が空いてるから行こうよ」

雫「うん」

ポニーテールの似合う活発そうな女の子は、長谷川美玖ちゃん。テニスで県大会に行った美玖ちゃんは、明るくて元気な印象だった。背も高くて、すらりとしている。初めて見る女子に私はとても安心した。

美玖「でも男子ばっかりだよねぇ」

美玖ちゃんが講義室を見渡す。数少ない女子が珍しいようで、見つめていた何人かの男子が視線を逸らす。

雫「うん、でも女子がいて良かったぁ」

美玖「なんか男子200人に対して女子は10人くらいしかいないらしいよ」

雫「少ないんだね…」

美玖「それにしてもずいぶん見られてるねぇ、雫」

雫「見られてるって?」

美玖「男子の視線」

雫「ええ?私?」

美玖「すれ違う男子がみーんなこれ見てたよ」

雫「きゃあ」

美玖ちゃんが胸を突っついてくる。思わず胸を押さえる。

雫「な、なにするのぉ」

美玖「ふふ…男子をメロメロにする物体を確認したの」

雫「んーでも確かに言われてみればジロジロ見られていたような気も…」

美玖「こりゃあライバル出現だなぁ」

雫「ライバル?」

美玖「雫って彼氏いる?」

雫「いないよ」

美玖「処女?」

雫「しょ!!!」

美玖「あーもういいや。わかった」

雫「はぁ」

美玖「私も全く同じ。女子高だったからさ男子との接点なかったんだよね」

雫「美玖ちゃんって女の子からモテそうだよね」

美玖「その通り。後輩の女子からモテモテだったよ」

雫「なんかわかる気するー」

美玖「私は決めてるの。大学生になったらカッコいい彼氏を作ってやるって」

雫「美玖ちゃん、立ち上がらない方がいいよ。みんな見てる…」

美玖ちゃんが視線を感じ、顔を赤らめながら静かに着席する。

美玖「と、とにかく、私は肉食系女子大生として積極的に男子との交流をはかろうと思っているの」

雫「カッコいい人いるかなぁ?」

ほとんど満席になった講義室を見渡してみる。どことなくオタクっぽいような男子しか目につかない。教授みたいなおじさんっぽい男子にガリガリの色白中学生みたいな男子まで…。あまりカッコいい男子はいそうにない。

雫「なんだか…いないような」

美玖「下調べは万全。この学部にはイケメンが1人いるの」

【続】

後悔する新人 ♯2

ママ「雫~。早く起きなさい」

雫「んんん…」

ママ「パパがもう車出すってよ」

雫「早すぎるよ…」

ママ「また下着で寝て。風邪ひいても知らないわよ」

雫「だって暑いんだもん」

外でクラクションの音が聞こえる。パパは本当にせっかちだ。ママもパパも私のことを考えてくれるのは嬉しいけど過保護すぎる。

『学生歓迎』という張り紙が貼られている不動産会社に入る。パパのお友達が社長をしている大手の不動産会社で、どのアパートやマンションも相場より桁一つ大きい気がした。パパとママと私と若い営業の男の人と営業車に乗り込み、マンションへ向かう。

パパ「なかなかいいんじゃないか?なあ?」

営業男性「大学までは徒歩20分ほどです。この周辺は、歩道も整備されていて、割と新
しい物件が多いんです。街灯も多いですし、お嬢さんも安心かと」

パパ「うん。見晴らしもいいなぁ。オートロック完備でエレベーターもある。安全第一だからな。ここでいいんじゃないか?」

ママ「雫?」

雫「んー」

ママ「もう、しっかりしなさいよ。貴女が住むんだからね」

雫「わかってるよー」

大学生1人が住むには広すぎると思った。家族4~5人が住むような広さで、部屋数も多い。私は興味なさげに部屋をウロウロとする。部屋よりも新しい大学生活が不安で仕方なかった。他にも女の子がいればいいんだけど…。

パパ「ここで決める。雫いいな?」

雫「あーうん」

パパ「んじゃここで」

営業男性「ありがとうございます。それでは一度事務所の方に戻りましょう」

ママ「ほら、行くわよ雫」

雫「はーい」

ため息をつき、楽しそうに営業の人と話をするパパの後をそっと追いかける。

★引っ越し当日

ママ「忘れ物はない?荷物はこれで全部なの?」

雫「大丈夫だって。全部まとめて持ってきたよ」

パパ「じゃあパパとママは行くけど頑張れよ。未来の総理大臣」

雫「なーりーまーせーん」

ママ「まだすねてるの?気持ちを切り替えて頑張りなさい」

雫「うん、頑張る」

ママ「じゃあね。ちゃんとご飯食べるのよ。足りないものがあれば送るから」

パパ「車はいるか?駐車場もあるみたいだし買ってやってもいいぞ」

雫「いらないよ。歩いていける距離だし」

パパ「ママ、お金渡しておきなさい」

ママ「ハイハイ、とりあえず毎月これくらい送るからね。足りなかったら言いなさい」

雫「これいくらあるの?」

パパ「30万円くらいか?」

ママ「足りるかしら?」

パパ「50万円くらいか?」

雫「こんなにいらないよ。それに私アルバイトしようと思ってるし」

パパ「まぁ、なくて困ることはないんだから受け取っておきなさい」

ママ「そうよ。なにがあるか分からないんだから」

パパとママは、封筒に入った札束を私に渡すとマンションを後にした。広い部屋は、やっぱりガラガラで、全ての荷物を置き終えても隙間だらけだった。2つの部屋は空っぽで何も置いていない。

雫「こんなに大きなテーブルどうするのよぉ」

ポツリと独り言を呟く。ベランダから大学が見える。楽しい大学生活が送れればいいんだけど…。私は部屋に戻り、夜食の準備を始めた。

【続】

後悔する新人 #1

雫「ど…ど、どうしよおお」

間違えに気が付いた私は目の前が真っ暗になった。目の前は真っ暗、頭の中は真っ白。どこでこうなってしまったのか…何を間違ったのか…とにかく今の私は冷静さを失っていた。

ママ「どうしたの雫?」

ママがお皿を拭きながら近づいて来る。溜め息をつき、静かに私を見つめる。普段からドタバタしている私にママは動揺しない。また始まったと言わんばかりの表情を浮かべている。

雫「これ見てよぉー」

ママ「んー?雫が受けた大学の合格通知じゃない。よかったじゃない。やっぱり雫は真面目だからねぇ」

雫「違うの‼学部学部‼」

ママ「あー」

私が希望したのは保育科。しかし、合格通知書に書かれているのは『政治経済学部』。私は事もあろうに入る学部を間違ってしまったのだ。確かに保育科を選択したはずなのに…。

雫「どうしよう。今から間違いましたじゃすまないよねぇ」

ママ「本当に肝心なところで抜けてるんだから…。もう受かったんだからいいじゃない何でも」

雫「よくないよぉ。私苦手なんだよ政治経済…」

ママ「ちゃんと試験受けて合格してるんだから大丈夫よ」

パパ「ふう~。んー?どうした2人とも」

お風呂上がりのパパが頭を拭きながらリビングに顔を出す。パンツ1枚でウロウロするのは何回注意しても直してくれない。

ママ「雫が学部を間違えたらしいのよ」

パパ「学部?どこに間違えたんだ?」

雫「政治経済学部……」

パパ「あははははは、いいじゃないか政治経済学部」

雫「よくないよー」

パパ「いいか雫、今時女性の政治家は珍しくない。お前も大きな夢を持って勉強すればいいさ」

雫「いや、私なるつもりないし」

パパ「いやいや、これも縁があったからだ。せっかくのチャンスを無駄にするな」

雫「はぁ…転部するしかないかなぁ」

ママ「せっかく入れたんだから少し考えてみなさい。自分に合わなければ転部を考えればいいのよ」

雫「…うん」

パパ「…雫が政治家になったら、俺の会社も…」

雫「もーしつこい」

よりにもよって一番苦手な政治経済を選んじゃうなんて…。でも、確かに試験の時に保育関係の問題は全然なかったし、政治経済の問題が異様に多かった気はした。

私は自分の部屋に戻り、ベッドに横になる。何度見ても『保育科』とは書かれてない。不安な気持ちを抱えたまま私は眠りについた。

【続】

川ノ橋女子高校の皆様と露出狂が猟奇的に戯れる絶望の日々 #5

川ノ橋女子高等学校を見学に来た二人は、図書館で学校のパンフレットを読んでいた。

希来里「それにしてもいろんなサークルがあるね~」

妃奈子「そうだな。スポーツ、文芸、あらゆるジャンルで川ノ橋は有名だし、サークルで結果を出せばテレビや取材も来るんじゃない?」

希来里「すごぉ~い、それって芸能人にもなれちゃうってこと??」

妃奈子「実際に女優やモデル、アイドルになった先輩達もいるから可能性はあるんじゃない?」

希来里「じゃあスクールアイドルにでもなる?」

妃奈子「色々と紛らわしいから止めよう」

希来里「ブーブー(# ゚Д゚)」

???「貴方たち、もしかして新入生?」

希来里「は、はい!!」

そこには眼鏡をかけたショートボブの可愛らしい女性が立っていた。背は低いが、胸は大きい。制服の色からして2年生のようだ。先輩は希来里の隣に座る。

堀田「私は堀田祥子。図書委員長で、読書サークルの副部長もしているわ。」

希来里「へぇー本が好きなんですね」

堀田「えぇ、ここには様々な発禁本、猥褻文書が所狭しと並んでいるの。」

妃奈子「確かに見たことがない本ばかりですね」

堀田「何か調べ物があるときは利用するといいわ」

希来里「あの人たちは何をしているんですか?」

全裸になったM男が一列に整列し、本を片手にオナニーをしている。顔を真っ赤に、凄い速さで股間を扱き上げていく。

堀田「彼らは図書委員です。といって本が好きなわけではなく彼らは猥褻文書が読みたくて図書委員になったオナニーサルですがね。彼らはうちの生徒ではありませんが、お金を収めて図書館に住んでいます。そして開館する朝から閉館の夕方まで射精禁止で扱きけます。たまに私や他の図書委員の女の子が気まぐれで手コキをしたりビンタをしたりしてあげてます。」

堀田はそう言うと、列に並んでいる内の一人の男に思い切りビンタをする。ビンタを受けた男は「ありがとうございます」と言って射精をし、その場に座り込んでしまった。希来里と妃奈子がくすくすと笑った。堀田が射精した男を様々な角度から撮影する。中には希来里と妃奈子が映り込んでいる写真もある。

堀田「この写真を写真部へ持っていくと一冊の本が出来上がります。これが学校の歴史となり、M男の歴史となるのです。コイツの写真は、今撮影したもので三百枚。この男が誕生して現在に至るまでの滑稽でバカバカしい歴史をDVDやCDの付録的で書籍化されるの。やがて図書館で人気となった本は書店でも販売され、誰でも購入することが可能になるわ

希来里「DVDやCDって何が収録されてるんですか?」

堀田「ご両親のインタビュー、元カノ、クラスメイトによる転落した本人に対する侮蔑のビデオレターと過去の恥ずかしい話の暴露、後はオナペットになった本人がワイプで解説しながら見る本人のオナニー映像とかね」

妃奈子「うわー聞いてるだけでドン引きです。私だったら生きていけません。」

希来里「それでもコイツは興奮するんだもんね?マジでキモイw」

堀田「そうだ。写真を写真部に届けてくれない?そのついでに写真部さんのサークル活動も見学してきたらいいわ」

希来里「わかりました‼」

【続】


調教する隣人 #86

JK1「な、なんなの?」
JK2「何?やばくない?ねえ?」

女子高生たちは、ひそひそと怯えた声を出す。電車が激しく揺れる。僕は、小さく呼吸をしながらしゃがみ込む。大きな排泄音を車内に響き渡らせる。オムツが大きく膨らんでいくのが分かる。悲鳴や罵倒が飛び交う。僕の心臓は高鳴り、高揚感と安堵感が全身を包み込む。

JK「臭い、最低!!」
JK「気持悪い!!」
JK「何なのコイツ!!死ね!!」

中には泣き出している子もいるようだが、僕には関係がない。騒がしくなっている車内でピーピーと機械音が鳴り出した。女子高生たちは、僕に対しての怒りや恐怖で聞こえていないようだ。機械音は、女子高生たちの罵倒や悲鳴にかき消されていく。大きな音をたててオムツが破れる。数ヶ月溜まった排泄物が車両中央部まで飛び散る。先ほどの悲鳴が何倍になり、もはや何を叫んでいるのかも聞き取れない。

JK「キャー」
JK「キモイ‼最悪‼マジで何なの‼」
JK「警察にかけて‼」

後ろを振り返ると、女子高生の冷たい視線が降り注ぐ。僕を睨みつける視線、見下す視線、排泄物を呆然と見つめる視線。一人の女子高生は僕を見つめながら電話をかけている。恐らく警察だろう。僕の全身を見つめ、特徴や車内の状況を細かく説明しているようだ。僕はオムツを脱ぎ捨てて、オナニーを見せつける。汚物を見るような視線が突き刺さる。俯き、顔を背け、恐怖に怯える女子高生たちを観察した。どこで狂ってしまったのか全然わからない。これは夢なんだろうか。なんだか眠くなってきた。雫ママの姿はどこにもなく、女子高生たちが降りる駅が見えてきた。

【雫ママ編①・終】


川ノ橋女子高校の皆様と露出狂が猟奇的に戯れる絶望の日々 #4

【トレンチコート長野の場合】

トレンチコート1枚だけを羽織った俺の平日朝8時は、TOTOOLUと決まっている。TOTOOLUの開店10分前は、もちろん誰もいない。一番乗りを譲ったことは一度もない。なぜ1番にこだわるのか?ここだけの話だ。誰にも言うんじゃないぞ。店が開店すると、俺の推しメンの七菜香ちゃん(と言うよりTOTOOLUに来る全ての理由が彼女の為だ)が、自動ドアを開ける。自動ドアの鍵は、ドアの一番下にある。七菜香ちゃんが屈む、俺は自動ドアの向こう側でトレンチコートを思い切り開き、朝一番のチンコをブラブラさせる。鍵を開けた七菜香ちゃんが、ゆっくりと顔をあげる。俺のチンコをじっと見つめる。頬を赤らめる。ゆっくりと自動ドアが開く。

七菜香「おはようございます♪長野さん♪今日もブラブラ楽しそうですね♪」

長野「あぁぁ!!きっ気が付かなかったなぁ!!うっかりしててwwあははww」

七菜香「もー、そんなこと言ったら長野さんがうっかりしてない日なんてないじゃないですかぁーうふふ」

長野「ま、参ったなぁ…あはは、で、でも七菜香ちゃんは毎日出勤してて、や、休みとか大丈夫??」

七菜香「ん~そうですねぇ。今はアルバイトしてるほうが楽しいので。それにぃ~」

長野「ん?それに?」

七菜香「長野さんの大きいブラブラを毎朝見るのが日課になっちゃったんですよねぇ…」

長野「えぇ!!そ、それって…」

七菜香「だ~かぁ~らぁ~長野さんの黒いオナニーチンコがブラブラしてるのを見ないと一日が始まらないって言いたいんですよー。恥ずかしいこと言わせないでくださーい」

長野「おーそうなんだぁ。へぇーそっかぁ。ふーん。」

七菜香「あ、ご注文はいつものでよろしいですか?」

長野「うん、いつもので!!」

レジで注文を済ませ、俺はいつもの席に座る。ここは、俺の特等席だ。ガラス張りの窓際中央、七菜香が、(今日の会話を聞いただろう。今日から呼び捨てだ)『ブラブラチンコ長野様専用( *´艸`)』と札を取り付けてくれた。なんて気が利く娘なんだ。トレンチコートは脱がない。これが俺のポリシーだ。この川ノ橋は、全裸で街を歩いても問題はない。どこでオナニーをしようが、用を足そうが自由だ。しかし、全裸で徘徊する奴等はベテランから言わせりゃ素人よ。巷じゃそういう奴等を「チョロダシ」と呼んでいる。こんな奴等は、真の露出狂とは言えない。俺と相棒(トレンチコート)は、長い付き合いだ。俺の親父も露出狂だった。立派な親父だった。JC2のみを狙い、私服でも1秒見れば学年が分かるという千里眼を持っていた。あるとき親父は川ノ橋地区の露出に飽きちまった。「まだ俺のオナニーを見てないJC2がいる。俺は許せねぇ」。それが最後の言葉だった。親父は、川ノ橋地区を飛び出し、こともあろうに露出狂撲滅戦争真っ只中の『擦豆(こすらず)』で露出をしちまった。親父は、その場で銃殺。呆気なかったよ。親父の残していったコートが、このコートってわけさ。話が長くなっちまったな。

七菜香「お待たせ致しました~♡朝食セットで~す!!」

長野「やっと来たか、遅かったじゃねーか。トースト焦がしたんじゃないだろうなぁ?」
※彼氏面しているので、きょどっていない

七菜香「えぇ~どうしてわかったんですかぁ???」

長野「こんだけ黒煙まき散らしてりゃわかるぜ」

七菜香「ごめんなさぁ~い。実は、長野さんの真っ黒ブラブラチンコのこと考えてたら、ついついトーストまで真っ黒になっちゃったんです。ちゃんと焼き直したのでどーぞ(^_-)-☆」

長野「ありがとう。ここら辺じゃ朝食セット35,000円(女性は無料)は激安だからな。このセットを食べると今日も一日が始まったと感じるぜ。ん??トーストに目玉焼き、コーヒー…」

七菜香「ソーセージは長野さんがお持ちでしょう???大きくて太くてブラブラさせてるソレw」

1000回はやっている鉄板ジョークをぶちかまし、俺と七菜香は顔を見合わせて笑い合う。あぁ「川ノ橋」に引っ越してきてよかった。七菜香が「ブラブラブラブラ♪」と言いながら俺のチンコを手に乗せて遊んでいる。おっと俺も遊んでられない。チンコばっかり擦っていないで、エプロンを着てコーヒー豆を擦らなきゃ。TOTOOLU、今日も元気にオープンします。

【続】

調教する隣人 #85

「僕は、ぼ…僕」

上目遣いで女子高生を見つめ、口元で両手を震わせる。僕は、たどたどしい口調で名前を言おうとするが、足の痛みが辛くて思うように喋れない。周囲の女子高生たちがクスクスと笑い、コソコソと陰口を言い合う。関わらなくてよい距離を保ちながら、女子高生たちは僕の挙動不審な動きや言動をあざ笑っている。茶髪の女子高生は、「聞こえない」を連呼しながら僕の声を遮る。足をぐりぐりと踏みつけ、痛がる僕の表情を逃すまいとスマホが向けられる。横を振り向くと一席開けた両脇の女子高生もスマホを向けている。

JK2「おい!!どこ見てんだよ?人の話聞いてんのかよー?」

助けを求めてキョロキョロと辺りを見渡すが、僕と目のあった女子高生は目を背ける。茶髪の女子高生とメイクの女子高生は、その光景を面白そうに笑う。いつまでもモゴモゴしている僕に、我慢できなくなった茶髪の女子高生は、僕の右足を踏みつけていた足をグッと引く。ホッと安心した次の瞬間、僕の突き出た腹にローファーがめり込んだ。

JK1「なんとか言えよ…このデブっ!!!!」

容赦のない女子高生の蹴りに僕はうめき声をあげる。涎が飛び散り、「きも」「うわっ」と声を上げ、2人の女子高生は間一髪で避けた。僕は、雫ママの計画通りにヨロヨロと席を立った。2人の女子高生が、好からぬ気配を感じ取る。先ほどまでの上機嫌な笑顔は消え、引きつった顔で僕から距離を取った。動き出した僕の周囲から女子高生たちが離れる。笑い声が消え、静寂が車内を包み込む。表情一つ変えずに斜め前に座っている雫ママを除き、女子高生たちは異様な雰囲気の僕の動きを警戒している。表情は怯えているが、何をするか分からない僕から目を離せないでいる。

僕は、腹部を抑えながら連結部分までヨロヨロと歩き、その場に止まった。この車両は一番前の為、女子高生たちは僕を横切らないと他の車両へ移動できない。この時間帯に女子高生しかいない車両があることは、随分前に調べてある。彼女たちが通う高校がある駅までは、あと8分。その間に停車する駅はない。僕は、女子高生たちに背を向ける。

【続】

調教する隣人 #84

 僕は顔を真っ赤にして電車の座席に座っている。場所は真ん中。混雑しているが、僕の両脇には誰も座らない。同じ車両に乗っている下校途中の女子高生が僕を見つめて笑う。一席開けた両脇の女子高生は、スマホを見ながら流し目で僕を見つけている。僕は、女子高生の好機に満ちた視線を全身で感じる。「キモイ」「最低」「変態」という言葉が車両全体からポツリポツリと聞こえてくる。時たま聞こえる「警察」という単語に身体がビクリと反応してしまう。乗車している女子高生は、全員同じ制服をしている。そんな中、向かいの席の一番右端に白いワンピース姿の雫ママが僕の痴態を無表情で見つめている。

 オムツを触る度、くすくすと頭上から笑い声が聞こえる。雫ママと出会ってから僕は順調に赤ちゃんになっていた。無意識のうちに股間(オムツ)を撫でまわし、鼻をほじる。身体を支える筋力も落ちてきて、力が入らずフラフラする。今では、雫ママに腕相撲で勝てない。ヨダレを垂らしながらオムツを触っていると、目の前に立っている女子高生2人が僕にスマホを向け、動画を撮り始めた。

JK1「ねぇねぇ、あなた何歳?」
JK2「何キョロキョロしてんの?大きな赤ちゃんの君に聞いてるんだよ?」

 僕は首をかしげて「うーん」と唸る。動画を撮影している音が続く。2人の女子高生は、涎を垂らす僕の顔を覗き込み鼻を摘まむ。涎が涎掛けの上に2、3滴垂れる。

JK1「涎くさ!!ねぇ何歳なの?」
JK2「何か言ってくださーい」

 ニヤニヤと笑いながらメイクの濃い女子高生が、興味深そうに僕の全身を舐めまわすように見つめる。もう一人の茶髪の女子高生は、僕の右足をローファーで踏みつける。アニメキャラの靴下だけの足はほぼ素足の為、かなり痛い。女子高生の重心が右足にかかる。僕は「うーうー」と言いながら顔をしかめる。その表情を笑顔で撮影する2人。上半身はピチピチのTシャツ、首には涎掛け、強制的に食べさせられたお菓子で大きく膨らんだお腹はTシャツに収まらず飛び出している。下半身は、ミニスカートに巨大化したオムツ。ほとんどオムツだけの状態だ。足の痛みに耐えきれず、僕はか細い声をあげる。

【続】

調教する隣人 #83

千佳「もう帰る。コイツ見てたら気分悪くなってきた。オムツの話してたら何だか部屋が臭い気もしてきたし、何より鳥肌がマジでヤバい」

雫ママ「千佳が喜ぶと思ったのに残念。いつでも遊びに来ていいよ。」

千佳「はぁ?こんなキモイ奴いるならもうこないっつーの。それより大学辞める話ちゃんと考えててよ?お父さんも超怒ってるんだからね」

雫ママ「んー考えてるよ」

千佳「嘘つき。私も板挟みはごめんだから早いとこ連絡してよね。じゃあね。」

千佳ちゃんは、雫ママにそう告げると僕を睨みつけて部屋を出て行った。雫ママは無表情のまま、引き止める事もなく千佳ちゃんを見送る。部屋が一瞬静まり返る。千佳ちゃんが話していた『大学を辞める話』について聞きたかったが、それは触れてはならない話題のように感じだ。雫ママが大学を辞める…。僕に不安と焦りが付きまとう。

その後、雫ママは僕の男性用下着や洋服を全て受け取り、その代わりに男児用の特撮ヒーローのトレーナー、オムツの大きさが目立ちそうな巨大なズボン、歩く度に「ピーピー」と音が鳴り夜はピカピカと光る子供用の靴(大人サイズ)を僕に渡した。ゲームのアイテムのような不思議な物を受け取るなり、僕はすぐに着替えさせられた。薄く笑みを浮かべながら僕の着替えを手伝う雫ママは、僕と会話しながらも違う事を考えている上の空のような表情をしていた。

外は真っ暗だった。雫ママは、「じゃあ気をつけて帰りなさいね」と本物の母親のように優しく僕を見送った。僕は、静かに頷き、頭の弱い大人のような格好で帰った。僕が歩くとピーピーと変な音がする。今は恥かしいよりも雫ママのことが気がかりでならなかった。

JC「ねぇアレ」
JC「ヤバww」

JCの2人組がくすくすと僕を見て笑う。またしても癖が出ていて僕は股間を触りながら歩いていた。どうしてしまったんだろう。頭の回転が悪くなってしまった気がする。僕は鼻をすすり、袖を鼻水を拭いた。僕の気持ちとは裏腹に靴は明るく夜道を照らし、元気いっぱい音を鳴らしている。

【続】


調教する隣人 #82

僕が股間を触っていたのは、雫ママが言う通り自分では全く意識せずにやっていた事であった。それを指摘されたのも初めてだったが、これは僕自身が気がつかないうちにしてしまっている癖だと思う。オムツの中の違和感、雫ママの気まぐれの性的悪戯の双方が混ざり合い、僕は無意識のうちに股間やお尻を自分で撫でまわしていた。1人で家にいるとき、通学するまでの道のり、大学の講義、恐らくその癖が出ていたに違いない。そう思いつつも僕は股間を触っている。千佳ちゃんがその様子を怪訝そうにジロジロと見つめる。腕を組み、顔を背けながらも視線は逸らさない。

千佳「チラチラ見るなよ、気持ち悪い」

雫ママ「残念だけど、気持ち悪いって言うと逆効果だよ。余計に喜ぶんだから。」

千佳「根っからの変態って事ね。最低!って言うかコイツ見てても悪口しか出て来ないって。見れば見るほど気持ち悪いし、こんなこと言われながらオナってるとか頭おかしいんじゃない?」

雫ママ「あはは、だってよ?何か言ってみな?」

雫ママが右足で僕の股間をグリグリと踏みつける。排泄物の違和感が、オナホールの中のような何とも言いようがない快感をもたらす。僕は、身体をひくひくさせながら「あぁ」「うぅ」と声にならない喘ぎ声を漏らす。すかさず千佳ちゃんが「キッモ!」とやや大きめの声で罵倒する。僕は、顔を真っ赤にしながらM字開脚の状態で感じ続ける。雫ママは顔色一つ変えずに電気アンマを続ける。一定の振動が僕の下半身全体をブルブルと震わせる。両鼻から鼻水が垂れ、口元が閉まらず、だらしなく涎が流れ出る。身体に力が入らず、鼻をすする事も、口元を押さえる事もできず垂れ流し続ける。

千佳「超キモイ。何この顔ヤバくない?何々気持ちいいわけ?キモ…、てか顔がメッチャヤバい。鼻水とかヨダレとかグチャグチャなんですけど。デッカイオムツをしてるだけでドン引きなのに股間踏まれてこの表情って人間辞めすぎ、最低。」

雫ママ「ずーっとオムツ穿きっぱなしだからオナニーも出来てないんだよね。だから、少し刺激与えただけでも凄い気持ちいいのかも。オムツの中ぐちゃぐちゃだよー、千佳も踏んでみる?」

千佳「絶対ヤダ!!てか、ずっとオムツとかヤバくない?交換してないわけ?汚い、てか超臭いじゃん。気持ち悪いよぉ~マジやだぁ~」

最早悲鳴のような声を上げる千佳ちゃん。僕は「あうあう」と喘ぎながら雫ママの電気アンマに興奮し続ける。もう射精しそう…そう思った瞬間に足が引く、まるで僕の心が分かるかのように。射精寸前の股間は項垂れるが、再び刺激を与えられる。その繰り返しに僕は発狂したくなる。

【続】

ラハイナ東海

調教する隣人 #81

千佳ちゃんは、混乱しながら「意味わかんない」「キモイ」を連発している。最初は寝ている僕を意識して小声で話していたが、段々と声は大きくなる。僕の頭上では、千佳ちゃんが僕を心底見下し、蔑みながら雫ママに詳細を問い詰めているようだった。それでも僕は眠ったふりを続ける。姉妹の中心で無様な姿を晒している羞恥心に耐え切れず、僕の短小包茎はオムツの中でヒクヒクと動く。巨大なオムツからは、僕の勃起は見えないし、立ったところで大きさは大したこともない。

雫ママ「本人がなんでもするから赤ちゃんになりたいって言うから奴隷にしたんだよ」

千佳「なんでもするからって…」

部屋に気まずい沈黙が訪れた。千佳ちゃんが僕を見つめているのが分かる。目を瞑っているが、視線を感じる。それは侮蔑の怪訝そうな表情に違いない。こんな得体のしない気持ちの悪い変態…もはや絶句するしかないだろう。千佳ちゃんが僕の全身を隈なく見つめ、引きつった顔で見下している。僕は、まだ姿を見たこともない雫ママの妹である千佳ちゃんの存在に興奮が止まらなかった。

雫ママ「千佳も虐めてみたら?」

千佳「…私はいいよ。気持ち悪いし、お姉ちゃんだけでやれば…」

それは、僕と関わりたくないという千佳ちゃんの強い意思表示だった。完全な拒絶だ。それは、姉である雫ママに対する軽蔑の念も感じられた。雫ママは、「楽しいのに」とぼそりと呟き、僕の肩を揺らす。それを合図に、僕はゆっくりと目を開いた。恐る恐る後ろを振り返る。雫ママの横には、雫ママとうり二つの美少女が立っていた。違いと言えば髪型がポニーテールで、恰好が制服という部分だけだ。胸は、雫ママの方が若干大きいように思えた。美しい少女だったが、その表情は毛虫やミミズを見る様な暗く、虚ろな瞳をしており、口はへの字に曲がっていた。彼女自身、今までの人生でここまでひどい顔をしたのは初めてだろう。

雫ママ「どう?コレw」

千佳「いや、どうとかないから。マジでキモイ。…何見つめてんだよ、キモ」

雫ママは、千佳ちゃんの感想にクスクスと笑う。「何見つめてんだよ」と言われた僕は、おずおずと俯いて視線を合わせないようにする。そのどこか媚びている様な僕の姿を、ギリギリ聞こえる程の小さな声で「…マジでキモ」と呟いた。千佳ちゃんの姿が目に焼き付いた僕はモヤモヤした気持ちでいっぱいになってしまった。

雫ママ「千佳、ホラ見てw自分で意識しないであーやって股間摩ってるんだよ。アレ自分で気がついてないんだよww」

千佳「ゲー、最っ低!!なんでオナッてんの?キッモ!!なんか気持ち悪くなってきた。コイツ見てると本当に吐きそう…」

【続】

調教する隣人 #80

千佳「はぁー?嘘ぉー??」

雫ママ「うん…」

驚きの声をあげる千佳ちゃんに、冷静な声で呟く雫ママ。千佳ちゃんは小声になり「え、嘘でしょ?本当に?」と信じられないと言った様子で何度も雫ママを問い詰める。雫ママは「うんうん」と小さく呟く。僕は耳を澄まし、2人の会話の情報を少しでも手に入れようと必死だった。突如、四つ足の引く音が聞こえ、ペタペタと通路を歩く音が聞こえる。僕は、息を殺し、目を瞑る。扉の向こう側で2人の足音が止まる。カチャリと扉が開く。

千佳「失礼しまーす…うわ、うわー」

雫ママ「ね、本当でしょ?」

千佳「…寝てんの?」

雫ママ「そうだねー熟睡してるみたいだねぇ」

雫ママの声は、僕に寝たふりをしろと命令をしている。僕は目を瞑った状態で、寝たふりをする。部屋に姉妹が入ってくる。僕は必死に寝たふりを続ける。千佳ちゃんは「ふーん」「うーん」と言いながら僕の周りをぐるぐると見つめ、全身を観察している。千佳ちゃんの声や息づかいが四方八方から聞こえてくる。それは時に近く、時に遠く…。

千佳「この人は…その、何て言うか。誰なの?」

千佳ちゃんは、何と呼べばいいのかもわからず戸惑っている。確かに、成人した男性がショッキングピンクのオムツを穿いて、赤ちゃんの姿をしていれば気味悪がるのも無理はない。

雫ママ「大学のゼミで一緒の男子だよ。」

千佳「へー大学生なんだ…うーん」

千佳ちゃんは、自分が想像している大学生像からは酷くかけ離れた存在の「男子大学生」に驚愕しているようだった。雫ママが混乱する千佳ちゃんを楽しげに笑う。

千佳「だって、こんな…。変態みたいな…。」

雫ママ「みたいじゃなくて変態なんだよコイツww」

千佳「いやいや、コイツってwつーか何でこの人はこんな格好でこんな事してるの?何かよく分からない。お姉ちゃんの友達って訳ではないの?」

雫ママ「友達って言うか『赤ちゃんプレイのママ役』をしてる飼い主かな?最初はカッコつけてたんだけど、実は赤ちゃんプレイが好きなM男だったの。あと露出狂wもともとは、スナックのお客さんだったんだけど全裸でお店来たりw」

千佳「……ええー?いやいやヤバ過ぎでしょ!!赤ちゃんプレイとか露出狂とか超キモイじゃん!!お姉ちゃん、何で飼い主とかやってんの?意味が分かんない。」

【続】

調教する隣人 #79

雫ママの声が部屋の前を通り過ぎる。僕は扉を凝視した。額に汗が浮かび、心臓がドキドキと胸打つ。玄関の扉が開く音がして、姉妹の仲の良いやり取りが聞こえる。千佳ちゃんの声は、雫ママの声にとても似ており、声だけを聴いていると雫ママの独り言のようにも聞こえる。

千佳「お邪魔しまーす。…誰か来てるの?」

僕の靴を見つけたらしく、玄関で第3者の存在を感じたようだった。僕は震え上がり、雫ママの回答を緊張しながら待った。

雫ママ「うん、赤ちゃんがねー」

千佳「赤ちゃん?何それ?誰かから預かってるの?」

雫ママ「そうなの。今、丁度ご飯食べ終わって寝てるところなの。」

千佳「あ、そうなの?じゃあ静かにしなきゃね」

千佳ちゃんが声のヴォリュームを下げ、思わず僕も声を潜め、息を殺す。雫ママの回答に一先ず安心するが、急に扉が開くとも限らない。僕は祈る気持ちで目を瞑り、身体を強張らせた。姉妹は、小声で談笑しながら部屋の前を静かに通り過ぎた。今までは、雫ママと2人で話をしていたので気がつかなかったが、リビングの声はこの部屋まで届く。姉妹の会話がしっかりと聞きとれる。僕は、耳を澄ました。

千佳「お姉ちゃん、彼氏出来たー?」

雫ママ「うーん、あんまり出会いが無くてね~」

千佳「だって大学なんてカッコイイ人いっぱいいるでしょー」

雫ママ「そうでもないよ。うちの学科は、特別大人しい男ばっかりでこっちが拍子抜けしちゃうもん。そうだ、千佳に面白い写真見せてあげるw」

千佳「写真?何?動物とか?」

雫ママ「面白画像かなw」

雫ママの言葉に僕はそわそわする。嫌な予感がする。姉妹の会話が止まる。見ている…。さっき撮影した僕の屈辱的な画像を1枚1枚じっくりと声を殺して見ている。唇が渇いていくのが分かる…。間違いない…千佳ちゃんは、オムツ姿の僕を見つめている。まだ、姿も知らない雫ママの妹に全身を見つめられている気がする。視姦されている。どう思うだろう、どんな気持ちになるだろう。考えるだけで全身が熱くなる。短小包茎は我慢できずにオムツの中で大きく膨張し、僕はオナニーをしたくて気が狂いそうになる。オムツを撫でる、撫でておさめようとするが摩れば摩る程に興奮は増してくる。こそこそと姉妹が何やら話をしている。

【続】


パンプスプランニング

調教する隣人 #78

パスタは一向に減らなかった。ジュースで流し込みながら懸命に飲み込む。雫ママは学習机に備え付けてある椅子に座り、足を組む。肉付きの良いムチムチとした身体から伸びる脚線は、細すぎもせず太すぎもせず、とても神々しく見える。雫ママは静かに腕を組み、僕の一挙一動を逃さない。僕はがむしゃらにパスタを口に運び続ける。今までの人生でこんなに食べ物を食べた事は無かった。苦しくて辛くて、どうして自分がこんな事をしなければならないのか…そんな想いが脳裏をかすめ、気がつくと僕は口にパスタを詰め込んだ状態で目に涙を浮かべていた。小さなフォークを片手でギュッと握り、もう片方の手は哺乳瓶を握りしめる。涙が頬を伝うと、それがまるでスイッチであるかのように僕は肩を震わせてしゃくり上げる。涙がポタポタと零れる。口には未だ飲み込めずにいるパスタが詰まっていて、泣き出したところで声が出ない。

手も口周りも、皿もフォークもソース塗れになり、とても大学生の食事とは思えない。食べなければいい、雫ママに刃向えばいい、こんな事をやっていられないと自分の口で吐き捨てて、出て行けばいい。僕と同い年の人間であればそれくらいの判断は出来る。だが、僕には出来ない。今の僕にとって雫ママといるこの空間全てが世界であり、雫ママのいない世界は考えられない。雫ママと離れる選択肢は存在しない。雫ママの期待に応えたい。今の自分がやっている事は全て無意味な事だろうか。雫ママのただの気まぐれに過ぎない。明日になれば、僕にパスタを食べさせたことなんて忘れてしまうに違いない。僕は涙を零しながら雫ママに視線で訴えかける。雫ママは、顔色一つ変えず僕を見下ろした。だからなんだと言った様子だった。恐ろしく冷たい表情だった。鋭い視線に思わず俯き、しばらく口に入っていたパスタをゆっくりと飲み込む。

雫ママ「もしもし、千佳?あと何分くらいで着くー?」

雫ママの声が聞こえ、思わず顔を上げるが呼ばれたのは自分ではなかった。雫ママは電話をしている。しかも、千佳という女性が家にやってくると言う電話だ。僕は小さなフォークを握りしめたまま、雫ママを見つめる。僕はどうすればいいのか?雫ママは僕を一瞥すると、何も言わずに千佳と呼ばれた女性と電話を続ける。早く電話が終わる事を祈り続ける。こうしている間にも、千佳と呼ばれた女性は雫ママのマンションに向かって歩いている。もしかしたら5分もかからないかもしれない。大きなオムツを穿いた、しかも、こんな…姿を…。雫ママが電話を終え、僕の前にしゃがみ込む。僕は、反射的にぶたれると思い両手でおでこを押さえる。何かが口元に触れ、僕はビクッと身体を震わせ、目を瞑る。おそるおそる目を開くと、雫ママの顔が近い。あと数センチでおでこ同士がくっついてしまいそうな距離…。僕は顔が真っ赤になる。雫ママは、僕の口元をナプキンで丁寧に拭く。

雫ママ「ごめんね、妹と約束してたの忘れちゃってた。大学の話も聞きたいって言うから、秋野君も付き合ってもらっていい?赤ちゃんは一時中断で、普通の大学生の秋野君って事でよろしくね。」

「あ、うん。じゃあ着替えを…流石にこの恰好じゃ…」

雫ママ「そうだね。じゃあ着替え持ってくるから待ってて。妹はまだ来ないから。」

その言葉に僕は安堵する。妹の千佳ちゃんが来るまでの間に着替えれば大丈夫だ。ふと、おかっぱのウィッグとピンクのワンピースを着ていた事を思い出す。パスタに夢中ですっかり忘れていた。それどころかしっくりするくらいだ。最初はむずむずして気になっていたウィッグもピチピチでオムツが丸出しになっているワンピースも今では気にならない。オムツに至っては何の違和感もなくなっている。僕は、いよいよ戻ることの出来ない世界に来てしまったのかもしれない。チャイムが勢い良く鳴り響き、雫ママは僕に着替えを持ってくるより前に玄関へ向かった。嫌な予感は的中する。

【続】



調教する隣人 #77

雫ママ「お鍋が気になるの?」

その問いに、僕はコクコクト頷く。巨大な熱湯が入っているであろう巨大な鍋が気にならないはずがない。何が入っているのか、何をするつもりなのか。早く答えが知りたい。両手を腰に当て、仁王立ちで僕を見下ろす雫ママ。口元には笑みが浮かぶ。様々な可能性を考えている僕を面白そうに見つめる。空のランチプレートを見ても、鍋の中に入っている物は食べ物に違いない。しかし、それは何なのか。僕が答えられそうにもない事を理解した雫ママは鍋に向かう。プラスチックのトングを手に取り、鍋の中身を混ぜ込む。パスタの香りがする。トマトスープの封を切り、ドバドバと鍋に注いでいく。答えは出たが、今の僕は雫ママの動作を目で追い続けるだけだった。パスタを茹でる香りが、トマトソースの香りに変わる。お腹がグルグルと鳴り、雫ママがパスタをかき混ぜながらクスリと笑う。

雫ママ「お腹空きまちたねぇ~w指をちゅぱちゅぱしゃぶりながら待って…」

雫ママが全て言い終わる前に、僕は既に意識のないまま自分の指にしゃぶりついていた。自分でも驚いた。雫ママは、満足そうにニコニコと笑い、言葉は続けなかった。ランチプレートを手に取り、トングで掴んだパスタが無造作に入れられる。量は決して赤ちゃんの量ではなかった。大人が通常食べる量の倍はある。山盛りになったパスタが目の前に差し出される。しかし、痩せてはいても大学生だ。これくらいの量は全然食べられる。僕は指をちゅぱちゅぱしながら山盛りのパスタを眺める。雫ママが、カメラを片手に僕の正面にしゃがみ込む。レンズが向けられ、僕は身体を強張らせる。

雫ママ「緊張しちゃったの?ふふ、可愛いww小っちゃいフォークがあるからそれで美味しく食べようね。赤ちゃんっぽくグーでフォークを握って、汚ーく食べようね?口元とかお洋服とか汚しながら食べるんでちゅよ?さぁ、いただいきまーちゅww」

「いただきまちゅ」の声を聞くと同時に、僕はフォークでグリグリとパスタを抉り、口元に持って行く。しかし、小さいフォークは、上手くパスタを掴むことが出来ず、トマトソースを飛び散らせながら皿に落ちる。顔を近づけ、無理矢理口に放り込んでいく。とても大人の食べ方とは言えない。こんなに恥ずかしい食事は、経験したことが無い。雫ママは、楽しそうに僕の醜態を撮影し続ける。小さなフォークでの食事も慣れ、ようやく山盛りのパスタを食べ終わった。

雫ママ「いっぱい食べれまちたね。いいこいいこでちゅねー♡さぁーお変わりの時間でちゅよーw」

雫ママはさっと立ち上がり、先ほどと同じ量のパスタをランチプレートへ乗せた。額に汗が浮かぶ。雫ママの顔色を伺う。こんなに食べれない…。いくらなんでも多すぎる…。フォークを動かす手が止まり、怯えながら雫ママを見上げる。口では言わず、視線で訴えてみた。もう食べれそうにないと訴えかける。

雫ママ「……もうお腹いっぱいなの-??ママの赤ちゃんだったら、ママの出す御飯は全部食べなきゃもったいないでしょ??」

「うー、うー」

雫ママ「ちゃんと食べなきゃ、この写真を大学の友達に送っちゃうけど…いいのかなぁ~ww」

僕は顔色を変える。急な言葉に先ほどのパスタが逆流するような感覚を覚える。顔を横に振り、フォークを山盛りのパスタに差す。パスタと雫ママの表情を交互に見ながら、僕は懸命にパスタに食らいつく。泣きながら無様にパスタを頬張る僕を雫ママは楽しそうに見守った。

【続】


調教する隣人 #76

雫ママ「恥かしすぎてママのお目目も見れなくなっちゃいまちたねwwやましい事を考えてるのかなー??wこんなに大きな身体の赤ちゃんはどこにもいないでちゅよ。恥かしいでちゅねー。さぁ、そろそろグーグーでちゅか?お腹ちゅいたでちょ?」

さっきまでは、お腹は空いていなかったが、雫ママに諭されると急にお腹が空いている様な気がしてきた。僕は、淡い期待を抱きながらコクコクと首を上下に振る。雫ママが、おっぱいを飲ませてくれるかもしれない。ついつい大きな胸に視線がいってしまう。そんな自分が堪らなく恥かしく、全身が熱くなる。きっと顔も真っ赤になっているに違いない。しかし、雫ママは僕の心を当然お見通しだった。

雫ママ「ふふ、おっぱいが欲しいんでしょ?でもダメ―wオアズケだよwwガッカリしてるねーw坊やは赤ちゃんだから正直者でちゅねー。顔に全部出ちゃってまちゅよw雫ママのおっぱいをチューチューしたいでちゅ~って顔してるww見たいんでしょ~?飲みたいんでしょ~?でもダーメw雫ママのおっぱいは貴重なんだからwそう簡単には吸わせてあげまちぇんw今は、坊やの撮影会してるんだから私が映ったらおかしいでしょ??」

雫ママは、子供用の小さなテーブルを僕の目の前に置き、部屋から出て行った。テーブルは、高さおよそ30センチ程で、おままごとのサイズでしかなかった。子供が頭を打っても大丈夫なように四つの角が丸くなっている。子供用のテーブルなので、僕が両足を曲げて、お尻を付けて座ると、太腿がテーブル下に入り、テーブルが浮いてしまう。僕は太腿でテーブルを挟むような形で座り込み、雫ママを待った。オムツが痒くてモゾモゾしていると、数センチ開いたドアの向こう側からケチャップの香りがしてきた。僕のお腹がグーグーと鳴りだす。

雫ママ「おまたせー」

雫ママが持ってきたのは、大きなステンレスの鍋。中から湯気が煙のようにモクモクと立ち込めている。勉強机の上に鍋敷きが置いてあり、その上に鍋を置き、雫ママは慌ただしく部屋を出て行く。僕は、不安な眼差しを鍋からモクモクと立ち込める湯気に向け続ける。楓様なら、頭からあのお湯を…いやいくらなんでも……やりかねない。しかし、雫ママはそんな恐ろしいことはしない、はずだが…。思考を巡らせる僕の元に再び雫ママが戻って来る。僕は、視線を鍋から外した。雫ママは哺乳瓶と新幹線の形をしたランチプレートをお盆に乗せてやってきた。哺乳瓶にはリンゴジュースの様な黄色の液体が入っているのに対し、ランチプレートは空であった。チラリと机の上にある鍋に目を向ける。

【続】


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